取組事例・提案の紹介

藤田医科大学病院における職場環境改善の取組

取組・提案者概要

取組者
病院単体での取組
法人名
学校法人藤田学園
病院名
藤田医科大学病院
法人(病院)の開設主体
その他(公益法人、私立学校法人、社会福祉法人、医療生協、会社、その他の法人)
所在地
愛知県豊明市沓掛町田楽ケ窪1番地98
主たる医療機能の特徴
高度急性期機能
一般病床
病床数: 1384
 
入院基本料:7対1
療養病床
病床数:
 
入院基本料:
結核病床
病床数:
 
入院基本料:
精神病床
病床数: 51
 
入院基本料:10対1
その他病床
病床名:
 
病床数:
 
入院基本料:
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一日あたりの平均外来患者数
2258人(平成29年度数値)
一日あたりの平均在院患者数
1272人(平成29年度数値)
一般病棟の平均在院日数
15日(平成29年度数値)
病床稼働率
90%(平成29年度数値)
職員総数
1577人(平成30年度数値)
医師
585人
看護職
1435人
医師事務作業補助者
4人
看護補助者
153人
医師の交代制勤務の有無
あり
看護師の交代勤務の状況
2交代制(変則含)
勤務環境改善についての表彰・認定等について
2013年11月「次世代のための民間運動~ワーク・ライフ・バランス推進会議~」より藤田保健衛生大学病院看護部として第7回ワーク・ライフ・バランス大賞 優秀賞を受賞

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取り組んだ内容

【取組(1)】
Ⅰ.働き方・休み方改善
2 勤務負担軽減
正職員について多様な勤務形態(短時間勤務、短日勤務、交代制勤務、フレックスタイム制など)を活用している
【取組(2)】
Ⅰ.働き方・休み方改善
2 勤務負担軽減
補助職(医師事務作業補助者、看護補助者等)を配置している
【取組(3)】
Ⅲ.働きやすさ確保のための環境整備
1 仕事と子育て・介護等の両立支援
院内保育所や提携保育所等を整備している
【取組(4)】
Ⅳ.働きがいの向上
1 キャリア形成支援
その他
能力評価を重視したラダーによる人事考課と給与体系を設置。 臨床実践能力の開発支援として、臨床能力項目ごとのステップに合わせて、自らが研修を選択して受講することが可能となっている。
【取組(5)】
Ⅲ.働きやすさ確保のための環境整備
3 風土・環境整備
その他
職員用提案箱の設置、多種多様な研修や企画

取組のきっかけ、背景、取組前の問題点

昭和58年から12時間夜勤二交代制勤務を導入してきた。しかし、多くの職員が結婚や出産で退職していたため、10年ほど前に結婚・出産・育児に影響しない安心して働ける職場環境をめざす『女性の職場環境改善委員会』が発足された。現在は全職員を対象とした職場環境の改善を検討する『職場環境改善委員会』に引き継がれ、本委員会は病院内全10部署の代表から構成されている。

取組対象

  • 取組対象
    医師,コメディカル,看護職
  • 取組の中心部署・人物
    職場環境改善委員会
  • 取組詳細
    委員会委員長は副院長・看護部長の眞野惠子であり、委員は病院内全10部署の代表23名で構成されている。
    職員満足度調査により実現された事例
    2009年~2012年 学園敷地内におけるコンビニエンスストアやカフェの長時間営業、夏季に限定した休暇を通年取得に変更、半日有給休暇の導入、職員駐車場の街灯増設と整地補修、女性職員の夜間駐車場の配慮、女性医師交流サロンの設置、院内携帯電話の導入、院内保育園の設置
    2013年~2015年 病児保育と延長保育の導入、職員専用休憩スペースの確保、サマースクールの開催、職員食堂のメニュー改善・イベント食の導入
    2016年~2017年 アニバーサリー休暇(有給休暇)の取得推進、時間有給休暇の導入、カフェテリアプラン(各種補助制度)のメニュー改定

実施後の成果

Ⅲ.働きやすさ確保のための環境整備_成果
4 人材の定着化 成果
退職者数(定年退職者を除く)が減っている
成果の出た対象 ☑医師,☑コメディカル,☑看護職
成果に影響を与えた取組 【取組(1)】 【取組(4)】
成果指標 勤務継続年数が延び、中堅に位置する看護師の増加による「看護の質」の維持・向上につながった。
Ⅲ.働きやすさ確保のための環境整備_成果
1 仕事と子育て・介護等の両立支援 成果
既婚率の増加がみられ、女性としてのライフイベントに影響しない働き方ができる環境となっている。
成果の出た対象 ☑医師,☑コメディカル,☑看護職
成果に影響を与えた取組 【取組(1)】 【取組(3)】
成果指標 3歳までと小学1年生を対象とした育児短時間勤務、未就学児童の看護休暇による育児支援、院内保育園の設置と病児保育・延長保育の導入、夏季休暇中のサマースクール開催
Ⅰ.働き方・休み方改善_成果
1 労働時間管理 成果
年次有給休暇の取得率が上がっている
成果の出た対象 ☑医師,☑コメディカル,☑看護職
成果に影響を与えた取組 【取組(1)】 【取組(5)】
成果指標 有給休暇取得率の30%以上を維持

これまでの取組成果に対する院内の声・反応

職場環境改善の取組みによって勤務継続年数が延び、中堅に位置する看護師の増加による「看護の質」の維持・向上につながった。また、既婚率の増加がみられ、女性としてのライフイベントに影響しない働き方ができる環境となっている。年次有給休暇取得率は30%以上を維持できている。

今後の課題等について

年次有給休暇取得率の向上は仕事と生活のバランスを保たせることに影響を及ぼし、生産性の向上につながるため、さらに取得率の向上をめざし取り組んでいきたいと考えている。また、ささいなことでも、できることから取り組んでいく精神で、記録時間の削減や始業前残業時間の削減など、超過勤務の発生しない業務改善を推進していく。
 職員の働きやすさの追求だけではなく、病院経営の収益向上も視野にいれた「ワーク・ライフ・マネジメント」に取り組んでいきたいと考えている。