取り組んだ内容

【取組(1)】
Ⅲ.働きやすさ確保のための環境整備
2 職員のいじめ・ハラスメント等対策
職員へのいじめ・ハラスメントや患者等からの暴言・暴力・クレームへの対応窓口を設置している

取り組みのきっかけ、背景、取り組み前の問題点

職員からセクハラ、パワハラ等ハラスメントに対する意見が多かったため。

取り組み対象

  • 取り組み対象
    医師,コメディカル,看護職
  • 取り組みの中心部署・人物
    ハラスメント委員会
  • 取り組み詳細
     ハラスメント委員会を設置し、年に1回のペースで全職員にハラスメントに関するアンケートを実施、そのアンケート結果を全職員に開示。そのアンケート結果をハラスメント委員会で分析し、対策等を議論。対策として顧問社労士によるハラスメント研修を医師も含めて全職員(今年度は役職者)に実施した。またハラスメント事案が発生した時もハラスメント委員会が対応する事となっている。
     職員のメンタルヘルス対策としては、職員専用の相談室として「なでしこルーム」を設置し、カウンセリング資格を持つ社労士にセクハラ・パワハラ等の職場の悩みだけにとどまらず、育児や家族等、プライベートの悩みなど広範囲に対応してもらい、メンタルヘルスの不調防止対策としている。相談の範囲を広げているのはハラスメント相談に特化してしまうと相談者が委縮する可能性が考えられることから、利用しやすい環境づくりのために相談の間口を広げている。

実施後の成果

Ⅲ.働きやすさ確保のための環境整備_成果
2 職員のいじめ・ハラスメント等対策 成果
医師の他職員に対する対応が変わった。
成果の出た対象 ☑医師,☑コメディカル,☑看護職
成果に影響を与えた取り組み 【取組(1)】
成果指標 ・年に一度実施しているアンケートにおいてハラスメントを受けた、ハラスメント行為を見た等、ハラスメント事案の発生と密接な関係にある指標が前年度より低下、またハラスメントを受けていないという項目の数値が対前年比1.2倍に上昇するなど、対策が奏功していると考えられる。

これまでの取り組み成果に対する院内の声・反応

 ハラスメント事案に対応する体制が整備されたことで、ハラスメント事案発生時に組織として適正かつ公正な対応が取れるようになった。さらに研修を行うことでハラスメントに対する職員間の共通認識ができ、ハラスメント事案の抑制になっている様子。
 また組織外の人間を相談窓口とすることで、安心して気兼ねなく相談することができるという声や、個人的なことやメンタル不調等の相談も安心してできるといった声もある。

今後の課題等について

 年に一度実施しているアンケートにおいてハラスメントを受けた、ハラスメント行為を見た等、ハラスメント事案の発生と関係のある指標が前年度より軒並み低下。対策が奏功していると考えられる。
 今後はハラスメント防止に繋がる研修等を継続的に実施していきたい。

取り組み・提案者概要

取組者
病院単体での取組
法人名
社会福祉法人 恩賜財団 済生会
病院名
済生会御所病院
法人(病院)の開設主体
その他(公益法人、私立学校法人、社会福祉法人、医療生協、会社、その他の法人)
所在地
奈良県御所市大字三室20番地
主たる医療機能の特徴
急性期機能
一般病床
病床数: 190
 
入院基本料:10対1
療養病床
病床数:
 
入院基本料:
結核病床
病床数:
 
入院基本料:
精神病床
病床数:
 
入院基本料:
その他病床
病床名:
 
病床数:
 
入院基本料:
一日あたりの平均外来患者数
322.2人(平成29年度数値)
一日あたりの平均在院患者数
121.9人(平成29年度数値)
一般病棟の平均在院日数
16日(平成29年度数値)
病床稼働率
71.8%(平成29年度数値)
職員総数
310人(平成29年度数値)
医師
16人
看護職
115人
医師事務作業補助者
7人
看護補助者
24人
医師の交代制勤務の有無
なし
看護師の交代勤務の状況
2交代制(変則含)
勤務環境改善についての表彰・認定等について
平成28年5月25日 カンゴサウルス賞受賞