取組事例・提案の紹介

○医師事務補助者・看護補助者の手厚い配置 ○業務体制・仕事配分の見直し ○託児所の機能強化 ○ライフワークバランスを重視し、通常の勤務時間内に委員会等を実施

取組課題

働き方・休み方改善に関する課題
働きやすさ確保のための環境整備(ソフト・ハード)に関する課題

取組・提案者概要

投稿者
医療法人社団徳寿会 相模原中央病院
所在地
神奈川県
病床数
100床~199床
入院基本料
10:1
職員総数
100人~999人

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取組のきっかけ、取組前の問題点

 医師や看護師の採用については積極的に活動しているが、希望する職員の確保が困難な状況が続いている。医師については、午前中外来を担当し、午後から手術・検査、病棟の回診等業務量が多く負担増となっている。看護師についても、仕事、家事と子育ての両立が難しいことから、離職するケースや常勤から非常勤に勤務形態を変更する職員が増加した。

取組の体制・中心人物

 平成22年に相模原中央病院勤務医並びに看護職員の負担軽減・処遇改善委員会が設置された。医師、看護師、事務職などおよそ14名で継続的に検討を実施している。

取組の概要

医師事務作業補助者の手厚い配置

 診療支援室を立ち上げ、診療・検査予約業務、救急情報システムの入力、電子カルテの操作、代行入力等を実施しています。平成28年12月現在、医師事務作業補助者(メディカルクラーク)、病棟クラークとその責任者を含め14名を配置しています。医師事務作業補助者には、規定の6ヶ月32時間以上の研修に加え、日本病院会等が主催する研修会にも参加させ、資質の向上に取り組んでいます。さらに業務として、意見書、診断書、証明書、回答書等の医師の指示の元、作成補助を実施しています。入院診療計画書、退院サマリー等についても、医師の指示で作成支援をしております。今後は、がん登録、NCDの登録についても、医師の支援体制が構築できないか検討をしています。

看護補助者の手厚い配置

 看護補助者とは別に非常勤の看護補助エイドを6名配置しています。業務としては、食事の配膳・下膳、配茶、ベッドメイキング、患者さんの移動、病室の環境整備等を中心に業務を担当し、看護職員の負担軽減に取り組んでいます。看護補助者についても、夜間および深夜の時間帯にも配置し、看護補助の体制を強化しています。夜間ナースコールが重なり、看護師がコールに対応できない場合は、看護補助者もナースコールの受信子機(PHS)を携帯することで、コールの内容を確認し、看護師に速やかに連絡をとる体制をつくりました(コールの取次ぎのみの対応)。

業務体制・仕事の配分の見直し

 各病棟ごとに担当薬剤師を決め、担当の薬剤師が持参薬の管理、病棟配備薬剤の管理を実施しています。夜間勤務時間の偏りを避けるため、多くの職員が夜勤に入れる体制を整備しました。常勤の職員だけではなく、非常勤の職員についても夜勤への協力を要請しています。子供のいる方についても、24時間預け入れが可能な託児所の体制を整備しています。夜勤を多く希望する職員については、夜勤回数の上限を10回と定めた常勤の夜勤専従制度を制定しました。

働きやすい職場作り

 ライフワークバランスを大切にするため、時間外に実施していた、委員会、研修会、勉強会等はなるべく通常の就業時間内に実施することに取り組んでいます。家庭と仕事が両立できるよう、また長く、無理なく勤務できるような体制を検討しています。子育てしながら無理なく勤務できる体制の整備に、病院全体で取り組んでいます。

実施後の成果や見えてきた課題

 以前は高額な紹介料を支払い、業者からの紹介で看護師を採用していたが、最近は体制整備の取り組みから、新卒・既卒の看護師の就職希望者が増えています。奨学金制度の充実、看護学校へ講師を派遣する取り組み、実習施設としての学生の受け入れ等も新卒者の増加に結びついていると思います。就職後の看護師が長く勤務でできる体制整備、スキルアップのための教育体制の充実にさらに取り組んでいきます。
 医師の負担軽減についても、積極的な取り組みを実施していますが、希望する人員の確保ができていない状況です。最近は、救急や病棟管理を嫌う医師も多く、救急を担当する医師の疲弊が見られます。個々の病院だけではなく、地域の中で救急を支える体制の整備が望まれると思います。

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