取組事例・提案の紹介

当院職員・地域住民のための施設(病児保育棟・リハビリ棟・人工透析棟)の新設

取組課題

取組・提案者概要

投稿者
医療法人恵友会 杵築中央病院
所在地
大分県
病床数
20床~99床
入院基本料
10:1
職員総数
100人~999人

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取組のきっかけ、取組前の問題点

 当院は地域の病院として「地域住民の皆様とともに歩む医療」「地域住民の皆様の健康づくりを創造する医療」の実践を通して、地域に役立つ医療機関を目指している。共働き家庭も増え、女性の活躍が叫ばれている昨今、杵築市では当院から15km離れている山香市民病院にしか病児保育の受け入れ先がなく、地域の皆様や当院職員の早急な必要性を感じる声も高まっている。そこで、平成27年12月7日、病児保育所を院内に新築・開設した。
 また、同時に要望の大きかったリハビリ棟・人工透析棟も開設した。人工透析も、患者様には15km以上距離のある別府市まで通院される方が多かった。

取組の体制・中心人物

 総務課を中心に、企画・立案・整備を行った。

取組の概要

 当院は看護部門シフトの多様化、看護補助者の配置、医師事務作業補助者の配置、電子カルテ導入、常勤医師の増員、職員のキャリアアップ支援、定期健康診断に加え人間ドック、業者委託によるストレスチェック、短時間勤務制度(小学3年生までの子どもを養育する職員が対象)、短時間正社員制度等で多角的に勤務環境改善に取り組んできた。また、一般事業主行動計画(3回)に「子供を育てる労働者が利用できる事業内保育施設を運営し、病児保育を開始すること」を目標に定めていたことから、安心して働ける環境づくりとして職員向け保育施設をつくり、幼児から学童までの保育を行い、職種を問わず全職員が給食費を含め無料で利用できるようにし、夏休み・冬休み・春休みの保育にも取り組んできた。
 また、院長が学校医、事務局長が小学校評価委員などの業務を通して、地域の子どもたちの成長を手助け出来たら、と地域の子育ての応援の場所"病児保育所さくらんぼ"を開設した。勤務日にも子どもたちの「熱が出た!」「感染症にかかった!」そんな時に職員の子どもだけではなく、地域の子どもたちを広く預かり、生後6ヵ月から小学6年生までの幅広い年齢層の子どもが安心して回復に向かえ、子どもだけでなく地域住民の皆様のサポートも行っている。

実施後の成果や見えてきた課題

 当院職員も、病気の子どもを預けたり、様子をすぐに確認できることから、安心して仕事ができるようになった、と上々の評判を得ている。また、看護師からの求人の問い合わせにも、出産や妊娠を考慮し、院内保育・病児保育のある当院を選択するといった声が届くなど、職員の確保や離職防止にも大きな効果を実感できている。利用時間も18時頃まで対応したり、土曜日にも受け入れをしたりといった、子育てと仕事の両立を図る子育て世帯の利用者から利用しやすい、と好評である。
 また、地域住民の皆様からの利用も増加し、当院職員だけにとどまらず地域住民の皆様の子育て支援もできていると自負している。ただ、感染症が異なると3室の区分の為、受け入れ人数に限界がある。(定員は9名)更に、当院には小児科医が不在のため、利用要件を満たすまでに時間がかかることが課題になっている。(利用には、小児科を受診後、証明書類を持参しなければならないため)人工透析に関しては、病院職員による送迎付きで自宅から通院できるようになり、多くの喜びの声が届けられている。

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