取組事例・提案の紹介

働きやすい職場環境づくり

取組課題

働き方・休み方改善に関する課題
働きやすさ確保のための環境整備(ソフト・ハード)に関する課題
働きがいの向上に関する課題

取組・提案者概要

投稿者
医療法人慧明会 貞松病院
所在地
長崎県
病床数
20床~99床
入院基本料
10:1
職員総数
100人~999人

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取組のきっかけ、取組前の問題点

 以前から、院長をはじめ副院長、事務長、看護部長がが働きやすい環境づくりについて積極的であり、取り入れられることは柔軟に対応してきていた。
 常勤医師の当直は原則として平日のみとし、週末と祝日当直は外部(大学病院)からの医師に交代で対応してもらっている。
 年次有給休暇の取得についても、時間単位で取得できるように設定しているため、子育て・介護などの急な休暇の取得については、半日や一日休暇を取る必要がなく、周囲のスタッフの負担感も少ない。
 取組のきっかけとなったのは、平成24年度、長崎県看護協会の勧めにより「看護職のワークライフバランス推進事業」に参加したことで、インデックス調査の結果、業務内容に偏りがあることが判明した。それまでの業務を見直し、定期的に調査を繰り返しながら改善している。判明した問題点は、看護職の超過勤務の時間帯が夕方の時間帯に多く集中していたことと、一日の業務スケジュールが看護職の中でも所属部署によって偏りがあったことから、看護協会の助言をうけ、業務の見直しを行い、対策を講じた。

取組の体制・中心人物

 副院長・事務長・看護部長

取組の概要

 多様な勤務形態の導入、医療クラークの増員、非常勤スタッフ増員、各々の希望に沿った常勤と非常勤の選択

働き方や休み方改善

(超過勤務が多く発生する時間帯の把握と、業務の見直し)

  • 勤務終了時間と外来受付時間が「18:00まで」と同時刻であったため、18:00に来院した患者の診療終了まで1時間から1時間半の超過勤務があった。また、整形外科の専門外来が近隣にないこと、学校や仕事終了後にかけつけても間に合う時間であったことから、終業時間帯に患者数が多く受診し、受付時間を繰り上げるのは困難であったが、受付時間を30分切り上げ「17:30まで」に改定した。併せて業務の見直しを行い整理できたこともあって、超過勤務時間が減り業務負担も軽減した。
  • 午前中に外来診療、外部派遣の麻酔科医のスケジュールに合わせて午後に手術を基本としていたが、麻酔科医を常勤雇用し、午前と午後にそれぞれ2回の手術をできるようにした。
  • 看護職は、パート職員と準夜勤職員を増員し、多様な勤務体制を導入した。さらに、薬剤師と医療クラーク(診療録管理士の有資格者を含む)を増員することで、業務分担が可能になり、残業や休憩時間の超過勤務を削減できた。
  • しっかり働いてスキルアップを図りたい若年層、出産、子育てや介護などでフルタイム勤務が困難な年代層それぞれ、働き方を選択できるようにしている。いったん常勤から非常勤へ移行しても、准看護師から看護師になった時、家族の介護が必要でなくなった時、子育て等が落ち着いた時などの時点で常勤に戻るケースもあり、長く働き続けることが可能となった。
働きやすさ確保
  • 子育て中の職員に対し、子どもが3歳未満である場合は、保育料の半額を補助している。
  • 産休・育休後や介護中の職員に対しては、夜勤免除や勤務負担を軽減するために勤務体制を見直し、パート職員を補充し対応をしている。
働きがいの向上

(キャリア形成)

  • 院内組織として「研究委員会」がある。年度始めに提出される各部署の研究計画書(研修会の参加や年度目標など)を元に、出来るだけ多くのスタッフが偏りなく研修に参加し、研究の発表や、学会への出席などが出来るように経費はすべて病院が負担している。
  • 地域活動においては、発達障害(発達遅延)の児童等を対象としたスポーツ教室に言語聴覚士が指導者として参加するために、病院としても協力・貢献している。

実施後の成果や見えてきた課題

  • 看護職のインデックス調査後、対策として、まずこれまでの「当り前」であったことを見直し、その後もスタッフそれぞれの適応性や、出産・育児などの人生イベントとのタイミング、これまでの実績などについて定期的に調査を行い、多様な勤務形態を導入することとした。
  • 看護職の勤務環境の見直しと改善を進めていくなかで、病院全体の改善へ拡がり、多職種間の連携が強まり相乗効果もあって、取組を進めることが可能となった。
  • 医師の勤務状況としては、当直明けに翌日も休憩を挟みながらではあるが、午前中は外来診療、午後は手術を行っている。当直明けは休みを入れられるようにすることが今後の課題である。(次年度、医師1名雇用予定)

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