取組事例・提案の紹介

勤務環境改善(①有給休暇取得率の向上を目指して ②職員の健康増進に向けて)

取組課題

働き方・休み方改善に関する課題
職員の健康支援に関する課題
働きやすさ確保のための環境整備(ソフト・ハード)に関する課題

取組・提案者概要

投稿者
社会福祉法人農協共済 別府リハビリテーションセンター
所在地
大分県
病床数
100床~199床
入院基本料
13:1
職員総数
100人~999人

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取組のきっかけ、取組前の問題点

 ワーク・ライフ・バランスに関する社会的関心が高まるなか、当センターにおいては、月に1回開催される労働安全衛生委員会などでの審議の場において、勤務環境改善にも取り組んできた。具体的な取り組みとしては、有休休暇の取得率について、厚生労働省の目標とする2020年の有給休暇取得率7割を踏まえ、現状5割程度の取得率からの向上に向け、各部署の管理職の意識改革を進め、業務省力化や効率化に取り組んでいる。

取組の体制・中心人物

 センター長が委員長を務める労働安全衛生委員会

取組の概要

働き方・休み方改善について

 勤務環境改善に向けた現況調査や審議は、労働安全衛生委員会において取り組むことにしている。①労働時間に関して、各部署内で特定の職員が超過勤務となるような偏りがないか②容易に有給休暇取得ができているか、この2点を柱として、当委員会が職場の勤務環境改善に取り組んでいることをセンター職員に周知した。また、現在の有給休暇取得率5割程度から有給休暇取得率7割という厚生労働省の目標を踏まえ、「職員の誕生日に有給休暇を取得する」という1つ目の取り組みを定着させ、2つ目として、平成28年4月1日より、時間単位で有給休暇を取得できるように規程を整備し、管理職が率先して有給休暇を取得するようにつとめている。更に、労働時間と有給休暇取得の現況調査を四半期ごとに実施し、集計結果を各部署にフィードバックしたことで、有給休暇取得の取り組みを始めてから3年が経過する現在、誕生日には有給休暇を取得し、誕生日以外の日にも有給休暇を取得できる傾向が高まってきている。

職員の健康支援

 職員の健康増進のために健康保険組合の支援を受けて、年2回、健康増進を目的とした行事を開催している。(一例として、ウォーキング大会をおこない、万歩計による計測で歩行距離をチーム単位で競い、歩行距離が長いチームを表彰している)

復職支援

 育児休暇や病気欠勤等から復職する際、産業医との復職前面談を実施し、職員の復職の関する不安解消につとめている。なお、必要に応じ、配置転換や就業制限等の措置を講じている。

働きやすさ確保のための環境整備(ソフト・ハード)

 働きやすさ確保のための改善としては、電子カルテの導入を契機に医師や看護師、コメディカルの業務分担や事務作業の軽減に取り組み、チーム医療の向上に向けた多職種間の連携強化が進んでいる。また、余裕のある人員配置により、産休・育休の取得率は100%を達成しており、希望者からの育児休暇延長にも対応できる環境にある。特に病棟では、他職員への負担を思いやることから勤務シフトを乱さない、といった思いが強かったが、育児や介護等で悩む職員に対し、夜勤免除や時間外勤務の免除、夜勤のない部署への配置転換をはかるなど、本人の希望に沿った働きやすさへの配慮につとめている。なお、ハラスメント対策については、法改正に沿って院内規程の変更をおこない、平成29年1月より公開して職員に説明したことにより、特に管理職の育児や介護に関するハラスメント意識の向上につながった。

実施後の成果や見えてきた課題

 3年前より誕生日に有給休暇を取得する、という取り組みを始めたことを契機に、計画的な有休休暇の取得や日常業務についても、就業時間内に業務を終了できるよう、タイムマネジメントする意識が高まってきている。時間外勤務は長い職員でも月あたり20時間前後、平均2~3時間程度となっている。誕生日以外の日も、有給休暇の取得ができるよう勤務時間の調整等の取り組みを進めている。部署や職員によって、有給休暇の取得率に差があるため、今後も働き方・休み方については労働安全衛生委員会が中心となって勤務環境改善を進めていく。また、年1回実施している職員満足度調査でも、職場環境の問題や様々な職員の思いを汲み取り、勤務環境改善や職員の離職防止に生かせるよう努めている。

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