取組事例・提案の紹介

タスクシフトの推進と各種制度を利用しやすい環境作りに関する取組

取組・提案者概要

取組者
病院単体での取組
法人名
病院名
長崎労災病院
法人(病院)の開設主体
国等(厚労省、国立病院機構、国立大学法人、労働者健康安全機構、国立高度専門医療研究センター、地域医療機能推進機構、その他国の機関)
所在地
長崎県佐世保市瀬戸越2丁目12番5号
主たる医療機能の特徴
急性期機能
一般病床
病床数: 294
 
入院基本料:
療養病床
病床数:
 
入院基本料:
結核病床
病床数:
 
入院基本料:
精神病床
病床数:
 
入院基本料:
その他病床
病床名:地域包括ケア
 
病床数:50
 
入院基本料:
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一日あたりの平均外来患者数
人(年度数値)
一日あたりの平均在院患者数
人(年度数値)
一般病棟の平均在院日数
日(年度数値)
病床稼働率
%(年度数値)
職員総数
590人(平成30年度数値)
医師
53人
看護職
332人
医師事務作業補助者
看護補助者
医師の交代制勤務の有無
なし
看護師の交代勤務の状況
3交代制(変則含)
勤務環境改善についての表彰・認定等について
NPO法人イージェイネットによる、「働きやすい病院評価」を受審し、平成26年3月に認定

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取り組んだ内容

【取組(1)】
Ⅰ.働き方・休み方改善
2 勤務負担軽減
正職員について多様な勤務形態(短時間勤務、短日勤務、交代制勤務、フレックスタイム制など)を活用している
短時間勤務制度を利用しやすい看護方式(PNS*¹)の採用 (*¹パートナーシップ・ナーシング・システム)
【取組(2)】
Ⅳ.働きがいの向上
2 休業後のキャリア形成支援
産休・育休中の職員の円滑な復職の支援(e-learning、実技実習、託児所を併設した勉強会等)を行っている
復職後までを見据えた環境整備
【取組(3)】
Ⅴ.その他
医療クラークによる入院患者情報の事前入力

取組のきっかけ、背景、取組前の問題点

当院は独立行政法人労働者健康安全機構(厚生労働省所管法人)が運営する医療機関であるため、従来から職員の労働環境には十分な配慮をしてきた(例えば育児短時間勤務制度は希望しない職員を除き全員が取得)
医師については、女性医師の短時間勤務制度や当直免除といった施策等を推進してきた結果、平成26年3月に「働きやすい病院評価」の認定を受けた。ただし、短時間勤務制度等の利用者が増えると残された医師の業務量が増加するという課題が出てきた。看護師については、従来は離職率10%未満で推移していたが、平成28年に平均在院日数が短縮して医療密度が上がり、環境に馴染めない職員の離職や予定退職者が重なり11%程度に上昇した。また、業務の多忙さから短時間勤務制度等の取得率が低い病棟もあった

取組対象

  • 取組対象
    医師,コメディカル,看護職
  • 取組の中心部署・人物
  • 取組詳細
    ・看護師2人が患者8人を受け持つ(従来は看護師1人で患者4人)体制とした。その際、ベテラン看護師には一定の負担があったが、話合いを重ねて業務のフローや分担を再構築した。結果、業務が効率的になり、引継ぎも円滑になった。また夕方に病棟全体で残り業務のリシャッフルや応援を行い、短時間勤務者が帰宅できるように配慮した
    ・短時間勤務制度の利用者であっても家庭の事情が許す範囲で夜勤に協力してもらう等、コミュニケーションを図り「お互い様」ということを皆が理解できるように配慮している。また、平成29年にe-learningを整備し、育児休業中でも看護知識をアップデートできるようにした(休業中なので義務ではなく、あくまで復職の際の不安を和らげられるよう希望者が自主的に利用)
    ・患者情報(使用薬剤等)の入力作業を医療クラークが入院前に行うことで、患者情報を多職種が事前に共有できて医療の質が高まり、医師や看護師が入力する手間も軽減できた

実施後の成果

Ⅰ.働き方・休み方改善_成果
1 労働時間管理 成果
その他
成果の出た対象 ☐医師,☐コメディカル,☑看護職
成果に影響を与えた取組 【取組(1)】
成果指標 看護師については、平成28年度には11%であった離職率が、平成29年度には7.6%に低下した(従来の10%未満という数値と比較しても低く抑えられた)
Ⅳ.働きがいの向上_成果
2 休業後のキャリア形成支援 成果
休業から復帰後の職員のキャリア形成(復帰職員の業務遂行能力の回復・向上、実施可能業務の拡大等)が実現されている
成果の出た対象 ☐医師,☐コメディカル,☑看護職
成果に影響を与えた取組 【取組(2)】
成果指標 e-learningは看護師全体の8割近くが利用しており、育児休暇や短時間勤務制度の利用者でも2~3割は活用している
Ⅰ.働き方・休み方改善_成果
2 勤務負担軽減 成果
補助職(医師事務作業補助者等)の配置数が増えている
成果の出た対象 ☑医師,☐コメディカル,☐看護職
成果に影響を与えた取組 【取組(3)】
成果指標 医師については、明確な数値はないが、医療クラークの事前入力により業務負担が軽減されている

これまでの取組成果に対する院内の声・反応

PNSではペアで動くため、1人が検温して1人が記録する等スムーズに動ける。体位交換でも、以前は手が空いている人を探し回っていたが、現在はすぐできるので非常に効率的である

今後の課題等について