取組事例・提案の紹介

管理職の意識改革を通した働きやすい組織風土の形成

取組・提案者概要

取組者
病院単体での取組
法人名
社会福祉法人 函館厚生院
病院名
函館五稜郭病院
法人(病院)の開設主体
その他(公益法人、私立学校法人、社会福祉法人、医療生協、会社、その他の法人)
所在地
北海道函館市五稜郭町38番3号
主たる医療機能の特徴
急性期機能
一般病床
病床数: 480
 
入院基本料:
療養病床
病床数:
 
入院基本料:
結核病床
病床数:
 
入院基本料:
精神病床
病床数:
 
入院基本料:
その他病床
病床名:
 
病床数:
 
入院基本料:
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一日あたりの平均外来患者数
951人(平成30年度数値)
一日あたりの平均在院患者数
417人(平成30年度数値)
一般病棟の平均在院日数
11.5日(平成30年度数値)
病床稼働率
%(年度数値)
職員総数
1004人(平成30年度数値)
医師
110人
看護職
510人
医師事務作業補助者
看護補助者
医師の交代制勤務の有無
なし
看護師の交代勤務の状況
3交代制(変則含)
勤務環境改善についての表彰・認定等について

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取り組んだ内容

【取組(1)】
Ⅴ.その他
管理職の意識改革
【取組(2)】
Ⅰ.働き方・休み方改善
1 労働時間管理
年次有給休暇をはじめとする休暇の取得を促進している
【取組(3)】
Ⅲ.働きやすさ確保のための環境整備
1 仕事と子育て・介護等の両立支援
院内保育所や提携保育所等を整備している
【取組(4)】
Ⅰ.働き方・休み方改善
2 勤務負担軽減
補助職(医師事務作業補助者、看護補助者等)を配置している
【取組(5)】
Ⅰ.働き方・休み方改善
2 勤務負担軽減
その他の情報通信機器を活用した業務効率化・省力化を推進している

取組のきっかけ、背景、取組前の問題点

当院は480床の急性期病院で、地域がん診療連携拠点病院であり、da VinciやPET/CTを導入する等、地域の急性期医療の中核を担っている
従来から医療従事者の勤務環境に配慮し、残業時間は月平均10時間程度だったが、医療従事者・患者・経営それぞれにWIN-WINとなる好循環を作るにはどのような職場環境が望ましいのか、病院組織として包括的に考えることが必要だと判断した。結果、単に勤務時間の短縮や個別の施策導入にとらわれるのではなく、各職員の最も身近な上司である管理職が、職員が働き甲斐をもち良い仕事を行える環境を作ることが重要と結論付けた
病院運営の鍵は管理職であり、職場環境=管理職の資質と言ってもよいと考え、働きやすい風土形成のため、管理職教育を含めた組織改革と各種施策の展開を行った

取組対象

  • 取組対象
    医師,コメディカル,看護職
  • 取組の中心部署・人物
    管理職
  • 取組詳細
    ・管理職は職場環境に大きく影響し、勤務環境改善は管理職や病院トップの意識を変えることと認識し、意識改革の一環で上司評価シートの内容を刷新、自由記述欄も設け、上司を20項目×5段階評価し、結果をフィードバックした
    ・部署別取得率の公表、休暇取得しやすいかどうかを上司評価項目に反映、取得率目標を労使協定で明示する等の工夫を行った
    ・院内24時間保育や育児介護休業規程の周知、マタハラ防止規程の策定を実施済みで、且つ短時間正社員制度も導入予定(H31年度)
    ・医師事務作業補助者等により負担軽減を図っている。どの職種であっても人員増の際には患者数、検査数、加算による収入増等、採用根拠を明確化し、黒字経営との両立を実現している
    ・DWHを活用し、栄養指導や腎症検査の実施漏れを簡単に抽出できるようにした。また電子カルテ画面を工夫し、退院調整のハイリスク患者抽出や院内がん登録を二度手間なく行えるようにした

実施後の成果

Ⅴ.その他_成果
成果の出た対象 ☐医師,☐コメディカル,☐看護職
成果に影響を与えた取組 【取組(1)】
成果指標 管理職の評価項目が明確になり一定の行動変容が起きつつある
Ⅰ.働き方・休み方改善_成果
2 勤務負担軽減 成果
休暇促進・勤務負担軽減
成果の出た対象 ☑医師,☑コメディカル,☑看護職
成果に影響を与えた取組 【取組(2)】 【取組(3)】
成果指標 過去10年で本業での赤字は1回のみ、医師108名(うち研修医22名)、看護師離職率8.2%、賞与6.45か月を死守している
Ⅰ.働き方・休み方改善_成果
2 勤務負担軽減 成果
IT活用
成果の出た対象 ☑医師,☑コメディカル,☑看護職
成果に影響を与えた取組 【取組(2)】
成果指標 入院栄養指導件数:250件/⇒380件
糖尿病患者の腎症検査:30%⇒60%
退院調整患者数:400件⇒1,400件
院内がん登録:1,400件⇒1,700件

これまでの取組成果に対する院内の声・反応

・上司評価により、自分も部下から評価されていると気を引き締めている。上司に求められるコンピテンシー要素が明確となり、言動の改善が促されている
・自分のことをきちんと見てくれているかどうかという点は部下にとって非常に重要なため、様々な管理職において、現場への意識が高まっていくと思う

今後の課題等について

フォロー教育については継続して検討中