取組事例・提案の紹介

全職員で取り組む働きやすい職場環境づくり

取組・提案者概要

取組者
法人全体の取組
法人名
医療法人 香徳会
病院名
関中央病院
法人(病院)の開設主体
医療法人
所在地
岐阜県関市平成通2丁目16-18
主たる医療機能の特徴
慢性期機能
一般病床
病床数: 100
 
入院基本料:10対1
療養病床
病床数: 50
 
入院基本料:療養病棟入院基本料1
結核病床
病床数:
 
入院基本料:
精神病床
病床数:
 
入院基本料:
その他病床
病床名:
 
病床数:
 
入院基本料:
続きを見る
一日あたりの平均外来患者数
176人(平成28年度数値)
一日あたりの平均在院患者数
119人(平成28年度数値)
一般病棟の平均在院日数
19日(平成28年度数値)
病床稼働率
85.8%(平成28年度数値)
職員総数
227人(平成28年度数値)
医師
10人
看護職
85人
医師事務作業補助者
3人
看護補助者
27人
医師の交代制勤務の有無
なし
看護師の交代勤務の状況
2交代制(変則含)
勤務環境改善についての表彰・認定等について
平成27年度岐阜県ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業」認定制度の受賞をしました。
平成29年度には、日本看護協会主催のワーク・ライフ・バランスの表彰を受けました。

吹出し

この取組を評価する

参考になった!

取り組んだ内容

【取組(1)】
Ⅰ.働き方・休み方改善
1 労働時間管理
年次有給休暇をはじめとする休暇の取得を促進している
【取組(2)】
Ⅰ.働き方・休み方改善
1 労働時間管理
時間外労働時間の削減に取り組んでいる
【取組(3)】
Ⅱ.職員の健康支援
2 労働安全
「心の健康づくり計画」を策定し、組織的・計画的にメンタルヘルス対策の取組を行っている
【取組(4)】
Ⅳ.働きがいの向上
1 キャリア形成支援
その他
症例検討会の実施
【取組(5)】
Ⅲ.働きやすさ確保のための環境整備
3 風土・環境整備
その他
情報発信としてWLB新聞の発行

取組のきっかけ、背景、取組前の問題点

看護師確保には、就職させることと退職させない努力が必要であり、継続的に努力してきた。しかし、常に離職率が10%以上を示しており、看護師確保に困難を要していた。平成27年には岐阜県看護協会主催によるワーク・ライフ・バランスに応募し改善に取り組んだ。

取組対象

  • 取組対象
    医師,コメディカル,看護職
  • 取組の中心部署・人物
    この事業の開始時、事務も巻き込むと活動し易いとのことで、事務長はじめ事務の1名も加わってもらい、WLBプロジェクトチームを立ち上げた。プロジェクトチームのメンバーは、事務長、総務課職員、病院看護部、施設職員、訪問看護ステーション、看護部長を含む14名で構成した。
  • 取組詳細
    平成26年度の当院の現状分析から、①有給休暇の取得率が低い②仕事のやりがいが低い③院内の情報を職員が知らないことが課題としてあげられた。
    これらの課題を踏まえて、「仕事と生活のバランスを保ち、やりがいのある職場づくり」を目標に、年次有給休暇の計画的取得促進、症例検討会、ワークライフ新聞の発行等について取り組むことにした。
    【年次有給休暇の取得促進】
    平成26年度インデックス調査の結果から、「有給休暇は必要に応じて取得できる」との問いに、「そう思う」と「ややそう思う」と回答した看護師の割合は20.8%で全国平均を大きく下回っていた。「1週間程度の連続した休暇を必要に応じて取得できる」についても同じように19.2%と下回っていた。また有給休暇取得率は平成26年21.9%であった。この結果を踏まえワークライフバランス委員会を立ち上げ、有給休暇取得推進チームを作り、現状分析を行い、毎月有給休暇の取得率を出し、一人平均3日以上は必ず取得できるよう各職場のカンファレンスで話合わせ成果をだすように声かけを実施した。
    【やりがいを持てる職場づくり】
    平成26年度のインデックス調査結果から「現在の仕事は自分の能力を活かせる仕事である」の項目の問いに着目し、「そう思う」と「ややそう思う」と回答した看護師の割合55.8%であった。看護部として、「看護を語る会」として症例検討会を2ヶ月に1回実施した。
    【情報発信】
    平成26年度のインデックス調査結果から「今の勤務先にできるだけ長く勤めたい」の項目の問いに着目し、「そう思う」と「ややそう思う」と回答した看護師の割合40%であった。そこで情報発信としてワークライフバランス新聞を年3回発行し、身近な職員の趣味や頑張っていることなどを載せたり、病院で取り組んでいることなどを文字や写真を通して発信している。
    【時間外労働時間の取り組み】
    近くの病院では、時間外労働時間が多く、労働基準監督署から改善命令がでていると新聞報道にでていた。当院でも時間外労働について、労働安全衛生委員会で検討しているが、一部に偏りがでているため、引き続き委員会で取り組んでいる。
    【メンタルヘルス研修会の実施】
    職員の心の健康管理について、当院の職員に臨床心理士が在籍しているため、2012年度より毎月、勉強会を実施している。

実施後の成果

Ⅰ.働き方・休み方改善_成果
1 労働時間管理 成果
年次有給休暇の取得率が上がっている
成果の出た対象 ☑医師,☑コメディカル,☑看護職
成果に影響を与えた取組 【取組(1)】
成果指標 【有給休暇の取得率】
・平成26年度:27.24%、平成27年度:33.57%、平成28年度:38.17%
Ⅰ.働き方・休み方改善_成果
1 労働時間管理 成果
時間外労働時間数が減っている
成果の出た対象 ☑医師,☑コメディカル,☑看護職
成果に影響を与えた取組 【取組(1)】
成果指標 【時間外労働時間数】
・1人平均時間外労働時間数:
 平成26年度:3.58時間、平成27年度:2.78時間、平成28年度:2.67時間
Ⅱ.職員の健康支援_成果
2 労働安全 成果
過労・メンタル等により出勤していない者が増えていない
成果の出た対象 ☑医師,☑コメディカル,☑看護職
成果に影響を与えた取組 【取組(2)】
成果指標 【メンタルヘルス対応人数】
①新入職者には、入職後3ヶ月を1クールとして仕事の時間中に臨床心理士の勉強会を実施している。
②毎月、メンタルヘルス研修会が開催されている。
 平成25年度:75名、平成26年度:94名、平成27年度:90名、平成28年度:150名
Ⅳ.働きがいの向上_成果
1 キャリア形成支援 成果
症例検討会の満足度向上
成果の出た対象 ☐医師,☑コメディカル,☑看護職
成果に影響を与えた取組 【取組(4)】
成果指標 【症例検討会の実施と参加満足度】
・2ヶ月に1回、症例検討会の実施。参加者と満足度の測定を行っている。
・参加者の満足度:平成27年:82%、平成28年度:65.3%
Ⅲ.働きやすさ確保のための環境整備_成果
3 風土・環境整備 成果
新聞の発行
成果の出た対象 ☑医師,☑コメディカル,☑看護職
成果に影響を与えた取組 【取組(3)】
成果指標 【情報発信】
・年3回のワークライフバランス新聞の発行を行っている。

これまでの取組成果に対する院内の声・反応

平成26年度は、岐阜県看護協会のワークライフバランス推進ワークショップでの取り組みとして看護師のみを対象としていたが、平成27年度の院内での活動としてワークライフバランス委員会として、各職場から委員を選出させ職場全体の活動として取り組んだ。

今後の課題等について

有給休暇の取得ややりがいなどなかなかアップしないため、今後の課題である。