取組事例・提案の紹介

仕事と生活を両立して充実感を感じながら働き続けられる職場を目指す

取組・提案者概要

取組者
法人全体の取組
法人名
亀山市
病院名
亀山市立医療センター
法人(病院)の開設主体
地方公共団体等(都道府県、市町村、地方独立行政法人)
所在地
三重県亀山市亀田町466-1
主たる医療機能の特徴
急性期機能
一般病床
病床数: 94
 
入院基本料:10対1
療養病床
病床数:
 
入院基本料:
結核病床
病床数:
 
入院基本料:
精神病床
病床数:
 
入院基本料:
その他病床
病床名:
 
病床数:
 
入院基本料:
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一日あたりの平均外来患者数
156人(平成28年度数値)
一日あたりの平均在院患者数
55.3人(平成28年度数値)
一般病棟の平均在院日数
17.5日(平成28年度数値)
病床稼働率
58.8%(平成28年度数値)
職員総数
90人(平成29年度数値)
医師
9人
看護職
71人
医師事務作業補助者
0人
看護補助者
10人
医師の交代制勤務の有無
なし
看護師の交代勤務の状況
3交代制(変則含),夜間専従
勤務環境改善についての表彰・認定等について
日本看護協会 平成26年4月30日 カンゴザウルス賞
三重県 平成28年3月28日認定  女性が働きやすい医療機関

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取り組んだ内容

【取組(1)】
Ⅰ.働き方・休み方改善
1 労働時間管理
時間外労働時間の削減に取り組んでいる
【取組(2)】
Ⅰ.働き方・休み方改善
1 労働時間管理
年次有給休暇をはじめとする休暇の取得を促進している
【取組(3)】
Ⅰ.働き方・休み方改善
2 勤務負担軽減
チーム医療や多職種連携(業務分担・連携の強化等)により負担軽減を図っている
【取組(4)】
Ⅰ.働き方・休み方改善
2 勤務負担軽減
正職員について多様な勤務形態(短時間勤務、短日勤務、交代制勤務、フレックスタイム制など)を活用している

取組のきっかけ、背景、取組前の問題点

 離職率が上昇し、未就学児を持つ看護師が増えたため、夜勤をできる職員が減少。働く環境について見直す機会として平成23年度日本看護協会が実施するWLB推進ワークショップに参加し、取り組みを開始。
 それまでは、看護師の確保は看護部単独で採用に四苦八苦していたが、このことを機会に病院全体の問題として取り組むことができるようになった。

取組対象

  • 取組対象
    看護職
  • 取組の中心部署・人物
     WLB推進委員会を設置し、委員長(看護部長)、副委員長(副看護部長)、推進委員(師長または副師長4名と事務室長)推進委員2名合計9名で活動を開始した。
  • 取組詳細
     平成23年日本看護協会主催インデックス調査にて現状分析を実施した。結果、①病棟看護師の約9割が平均11時間~12時間/月の時間外をしている。②育児短時間・部分休業を利用している職員が全体の11.5%を占めていることにより、月平均夜勤数は8回~9回、10回以上が6割を占めている。③有給休暇取得は平均7.8回、取得状況は個人差が大きいことが分かった。この調査より、①時間外労働時間を削減し、定時に終える。②有給休暇を誰もが取得できる体制を強化すること③夜勤従事者の業務負担の軽減等の課題が明らかになった。
    【時間外労働時間の削減】①看護補助者との役割分担、他部門との役割分担の実施②業務の見直しを行い、業務のスリム化と時間帯による業務の平均化を実施③時間帯の業務量に応じた人員配置(多様な勤務形態の検討)
    【有給休暇の計画的取得】①有給休暇取得目標を全員が10日の取得を目標に掲げ、各部署ごとに目標に向けた計画を立案し、取得に取り組んだ。②有給休暇の取得状況を適宜管理会議にて報告し、取得に差が出ないよう部門間の協力体制を整えた。短時間有給取得の採用
    【夜勤従事者の業務負担の軽減】①夜勤時間帯における看護補助者の配置②夜間帯のおける業務内容の検討③夜間帯における業務内容の洗い出しを行い、昼間の時間帯への業務変更を実施④夜勤回数9回以上/月の場合、2000円/月/回、夜勤手当とは別に2000円/月を加算⑤夜勤専従の働き方を導入

実施後の成果

Ⅰ.働き方・休み方改善_成果
1 労働時間管理 成果
時間外労働時間数が減っている
成果の出た対象 ☐医師,☐コメディカル,☑看護職
成果に影響を与えた取組 【取組(1)】 【取組(2)】 【取組(3)】 【取組(4)】
成果指標 H27年7.2H/月/人、H28年6.3H/月/人、H29年6.1H/月/人と減少し、部門間の格差が少なくなった。
Ⅰ.働き方・休み方改善_成果
1 労働時間管理 成果
年次有給休暇の取得率が上がっている
成果の出た対象 ☐医師,☐コメディカル,☑看護職
成果に影響を与えた取組 【取組(1)】 【取組(2)】 【取組(3)】 【取組(4)】
成果指標 平成27年平均取得 83.1時間 10日達成者 21名/44名 47.7%
平成28年平均取得 99.2時間 10日達成者 40名/51名 78.4%
平成29年平均取得 91.6時間 10日達成者 37名/47名 78.7%
Ⅰ.働き方・休み方改善_成果
2 勤務負担軽減 成果
夜間帯における業務を整理する夜間帯看護補助者の配置夜間専従の働き方を導入
成果の出た対象 ☐医師,☐コメディカル,☑看護職
成果に影響を与えた取組 【取組(1)】 【取組(2)】 【取組(3)】 【取組(4)】
成果指標 夜間看護補助者 4名
夜間専従 5名
平均夜勤回数 7回

これまでの取組成果に対する院内の声・反応

1.育児や介護が理由の離職はなくなった。
2.有給休暇の取得率があがり、リフレッシュにも繋がっている。
3.正循環の3交代勤務を導入したことにより、夜勤の身体的疲労は軽減できた。

今後の課題等について

【育児・介護支援について】
 現在、未就学児を持つ職員は、夜勤免除し、短時間制度も導入されており、対象者のほとんどがこの制度を利用し勤務している状況である。夜勤ができない職員を補充する形で夜勤専従看護師が勤務している。しかし、小学校に進学後、または、要介護者を持つ職員への支援が不足している。今後は、育児支援に限らず、全職員への支援を考えていく必要がある。
【夜勤・交代制勤務について】
 職員の家族環境を考慮した、勤務編成の検討。現在、正循環3交代勤務を実施中であるが、勤務シフト検討委員会を立ち上げ、職員にとって働きやすい勤務シフトの検討を継続する。
【労働時間管理について】
 有給休暇の取得は、全職員が10日以上取得できることを目標にしているが、部署による差が大きくならないよう調整を継続していく。
 時間外労働時間について、夜勤後の疲労を考え、深夜勤務明けの時間外を0時間を目指すことを目標に取り組む(少人数から多人数へのバトンタッチのため取り組み効果が得やすい)