取り組んだ内容

【取組(1)】
Ⅰ.働き方・休み方改善
2 勤務負担軽減
補助職(医師事務作業補助者、看護補助者等)を配置している
【取組(2)】
Ⅳ.働きがいの向上
1 キャリア形成支援
その他
目標管理、目標面談を実施し、モチベーションの維持に貢献した。

取り組みのきっかけ、背景、取り組み前の問題点

医師の事務作業の負荷が恒常的高かった。
医師事務作業補助体制加算が始まったことを機に、平成20年から医師の作業負担軽減のため、医師事務作業補助者を導入した。
当初3名体制(100:1)から開始し、段階的に作業補助者の人数を増やしたが、開始5年間は最大4名体制であり、その能力を活かしきれていなかった。

取り組み対象

  • 取り組み対象
    コメディカル
  • 取り組みの中心部署・人物
    元看護部長を医師事務作業補助者の管理担当に配置
  • 取り組み詳細
    人材育成に着手し、病院で働く際の基礎から専門的な内容についても対応できるよう教育プログラムを構築した。また、様々な業務内容をマニュアル化することで、最低限実施すべき作業内容を明確化し、新人育成にも活用した。
    また、目標管理及び目標面談を導入することで、医師事務作業補助者のモチベーションを維持した。
    文書代行作成部門と代行入力部門による専門性の高いチーム編成とし、文書代行作成部門では、全診療科の文書作成に特化することでより専門性を高めている。一方、代行入力部門では、診療録の不十分な記載を補う支援も実施している。

実施後の成果

Ⅳ.働きがいの向上_成果
1 キャリア形成支援 成果
人材育成のための仕組みの構築
成果の出た対象 ☑医師,☑コメディカル,☐看護職
成果に影響を与えた取り組み 【取組(1)】
成果指標 ・医療文書代行年間1万件超。
・医師対象アンケートにて93%が作業時間削減を実感。100%が医師事務作業補助者が必要。

これまでの取り組み成果に対する院内の声・反応

医師事務作業補助者の導入により、医師の作業負担が軽減された他、H30年より医事課係長を配置し院内コミュニケーション(特に医事課)が円滑となり、スムーズな事務作業が実現できている。

今後の課題等について

勤務環境改善における重要な位置づけとなっているにもかかわらず、非常勤職員が多いため、不安定な雇用となっている。医師事務作業補助者も安心して働ける雇用制度の整備が課題である。
令和元年度24名体制となり、段階的に増員してきたが、医師の作業負担軽減のためには追加要員を必要としている。しかし、医師事務作業補助者の認知度が低く応募が少ないことが課題である。

取り組み・提案者概要

取組者
病院単体での取組
法人名
松阪市
病院名
松阪市民病院
法人(病院)の開設主体
地方公共団体等(都道府県、市町村、地方独立行政法人)
所在地
三重県松阪市殿町1550番地
主たる医療機能の特徴
急性期機能
一般病床
病床数: 267
 
入院基本料:7対1
療養病床
病床数:
 
入院基本料:
結核病床
病床数:
 
入院基本料:
精神病床
病床数:
 
入院基本料:
その他病床
病床名:感染症
 
病床数:2
 
入院基本料:
一日あたりの平均外来患者数
600人(平成30年度数値)
一日あたりの平均在院患者数
290人(平成30年度数値)
一般病棟の平均在院日数
13.7日(平成30年度数値)
病床稼働率
90.27%(平成30年度数値)
職員総数
708人(平成30年度数値)
医師
43人
看護職
327人
医師事務作業補助者
24人
看護補助者
25人
医師の交代制勤務の有無
あり
看護師の交代勤務の状況
2交代制(変則含)
勤務環境改善についての表彰・認定等について