取組事例・提案の紹介

ハラスメント検討部会

取組・提案者概要

取組者
病院単体での取組
法人名
社会福祉法人 恩賜財団 済生会支部 静岡県済生会
病院名
静岡済生会総合病院
法人(病院)の開設主体
公的医療機関(日赤、済生会、北海道社会事業協会、厚生連、国民健康保険団体連合会)
所在地
静岡県静岡市駿河区小鹿1丁目1番1号
主たる医療機能の特徴
急性期機能
一般病床
病床数: 521
 
入院基本料:7対1
療養病床
病床数:
 
入院基本料:
結核病床
病床数:
 
入院基本料:
精神病床
病床数:
 
入院基本料:
その他病床
病床名:
 
病床数:
 
入院基本料:
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一日あたりの平均外来患者数
974.1人(平成28年度数値)
一日あたりの平均在院患者数
438.6人(平成28年度数値)
一般病棟の平均在院日数
14.2日(平成28年度数値)
病床稼働率
86.2%(平成28年度数値)
職員総数
1086人(平成30年度数値)
医師
156人
看護職
501人
医師事務作業補助者
16人
看護補助者
53人
医師の交代制勤務の有無
なし
看護師の交代勤務の状況
3交代制と2交代のミックス(同一病棟内)
勤務環境改善についての表彰・認定等について

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取り組んだ内容

【取組(1)】
Ⅲ.働きやすさ確保のための環境整備
2 職員のいじめ・ハラスメント等対策
職員へのいじめ・ハラスメントや患者等からの暴言・暴力・クレームへの対応窓口を設置している

取組のきっかけ、背景、取組前の問題点

 平成22,25,28年と過去3回に渡り、ハラスメント調査アンケートを独自に実施した。アンケートの内容は全職員対象で、「①1年以内のハラスメントの有無②相手(患者、患者家族、職員等)③ハラスメントの内容④心身への影響⑤解決の有無⑥相談希望の有無」についてを調査した。H25年とH28年の比較を行ったが、ハラスメントありとの回答者はH25年は28.2%であり、H28年は22.2%であり、大きな減少がみられない結果となった。更なる対策が必要となり平成29年2月に精神科医師と臨床心理士を中心になり院長、医師、看護部、事務部、コメディカル、教育センタースタッフ全15名にて当委員会が発足となった。

取組対象

  • 取組対象
    医師,コメディカル,看護職
  • 取組の中心部署・人物
     院長、精神科医師、看護部長、副看護部長、臨床心理士、ハラスメント窓口担当者、MSW(医療相談室)、教育センター担当者、防犯担当者、コメディカル、事務など
  • 取組詳細
    *病院長からのハラスメントに対するメッセージを幹部会議で発言し、院内のイントラネット掲示板に掲載した。
    *検討部会ではここ1年間に、7事案を検討し、職場管理者への働きかけや人事異動や担当替えの要請、心身の診療やメンタル面へのサポート、外部相談機関の情報提供などを行って来た。また、各スタッフによる個別相談は随時行われ、他職種との連携を図りながら、解決に繋がる方策を検討している。
    *個別相談については相談窓口だけでは無く、病院長宛の投書箱を設置して対応した。

実施後の成果

Ⅲ.働きやすさ確保のための環境整備_成果
2 職員のいじめ・ハラスメント等対策 成果
職員へのいじめ・ハラスメント、患者等からの暴言・暴力に関するトラブルの件数が減っている
成果の出た対象 ☑医師,☑コメディカル,☑看護職
成果に影響を与えた取組 【取組(1)】
成果指標 ・厚生労働省のストレスチェックによる当院の髙ストレス者割合は、上昇しているが、職員の満足度調査の設問項目「職場の同僚との人間関係」については、65.8%の職員が良好であるとの回答であった。

これまでの取組成果に対する院内の声・反応

 病院長がハラスメントに対を許さないメッセージを示した事は、大変重要な事である。委員会のハラスメントに対する抑止活動として、委員会からもメッセージを数回掲載した。
 ハラスメント対策委員会は、月1回の定例で開催し、事案の検討は個人が特定できない設定にて行い、公平かつ円滑な解決を目標に話合いが行われた。
 検討事案は7例が検討され、その中で職場管理者への働きかけや人事異動や担当替えの要請、心身の診療やメンタル面へのサポート、外部相談機関の情報提供などを行った。また、各スタッフによる個別相談は随時行われ、他職種との連携を図りながら、解決に繋がる方策を検討した。検討事例の中では、ハラスメントの「行為者」を部署異動を行ったが、異動先で「被害者」になる事例もあり、問題の解決の難しさを実感した。

今後の課題等について

 重要な項目としては、担当者の責任(双方からの事実確認、解決すべき立場の人への働きかけ等)、職場としてのハラスメント解決システム、早期対応、双方の溝をうめる、丁寧な人事、ハラスメントについての全職員の理解と自覚、多様性の尊重などが考えられ、今後のハラスメント抑止や解決に繋がる事を期待する。