取り組んだ内容
【取組(1)】 Ⅲ.働きやすさ確保のための環境整備 |
4 人材の定着化 |
定期的な面談等により職員が抱える事情や希望を把握し、可能な限りこれらを尊重した配置や業務面の配慮を行い、定着を図っている。 |
取り組みのきっかけ、背景、取り組み前の問題点
数年前に離職率が増加した背景にプリセプターとの相性の問題と新人への接し方に問題があったため、プリセプター制度の廃止とローテーション研修の導入を行い、新人へのサポート体制について毎年話し合いをもっている。
取り組み対象
- 取り組み対象
看護職
- 取り組みの中心部署・人物
看護部と看護部教育委員会
- 取り組み詳細
新人看護師は各部署全員で支援する教育体制をモットーに取り組んでおり、入職後3ヶ月は希望部署+救命救急病棟+手術室+外来を2週間ごとに3ヶ月ローテーション研修を行っている。
ローテーション研修を通して日常必要な理論や技術指導をOJTで、専門的な技術は各部署でおこなっている。ローテーション期間中は同じ部屋で過ごし同期の関係性を深めている。
ローテーション研修終了時に希望部署を調査して配属している。そして1年間は研修生の扱いで、看護部所属として正式配属は1年後である。
平成26年度より2年連続新人離職率が0%であったが平成28年度は3人退職の10.7%であったため今年度より教育担当が各部署の新人看護師の振り返りに参加して新人看護師を取り巻く環境と様子を分析し早期に対策を講じている。
実施後の成果
Ⅲ.働きやすさ確保のための環境整備_成果 | ||
4 人材の定着化 成果 | ||
新人看護師の離職率0% | ||
成果の出た対象 | ☐医師,☐コメディカル,☑看護職,☐事務職 | |
成果に影響を与えた取り組み | 【取組(1)】 | |
成果指標 | 平成29年度の新人看護師の離職率0%目標 →平成30年2月現在0% |
これまでの取り組み成果に対する院内の声・反応
新人職員からは、「同期の職員同士意識を高め合いながら学べる環境ができている」という声がある。
基礎的な知識・技術を習得させてから各部署に配属するため、配属先部署の負担が減った。
採用後もっと早く各部署に配属して欲しいという声もある。
今後の課題等について
今までの退職者を分析してみると、退職の原因・理由は、急性期病院の環境に慣れない、時間に終われないため子育てが難しいなどであった。
今後の課題としては採用時に当院の理念や使命などにあった看護師の人選が必要である。そのためには、採用にあたり面接技法や適性検査などのデーターの読み込みが大切になってくる。
しかし、少子化による養成看護師数の減少や、育児のため夜勤回数を減らさざるを得ない職員の増加等から、必要な職員数の確保が優先であり、難しい問題と考えている。
取り組み・提案者概要
- 取組者
- 病院単体での取組
- 法人名
- 磐田市
- 病院名
- 磐田市立総合病院
- 法人(病院)の開設主体
- 地方公共団体等(都道府県、市町村、地方独立行政法人)
- 所在地
- 静岡県磐田市大久保512番地3
- 主たる医療機能の特徴
- 高度急性期機能
- 一般病床
- 病床数: 498
- 入院基本料:7対1
- 療養病床
- 病床数:
- 入院基本料:
- 結核病床
- 病床数:
- 入院基本料:
- 精神病床
- 病床数:
- 入院基本料:
- その他病床
- 病床名:感染症病床
- 病床数:2
- 入院基本料:7対1
- 一日あたりの平均外来患者数
- 1180.9人(平成28年度数値)
- 一日あたりの平均在院患者数
- 445.6人(平成28年度数値)
- 一般病棟の平均在院日数
- 13日(平成28年度数値)
- 病床稼働率
- 89.1%(平成28年度数値)
- 職員総数
- 1009人(平成29年度数値)
- 医師
- 144人
- 看護職
- 467人
- 医師事務作業補助者
- 19人
- 看護補助者
- 47人
- 医師の交代制勤務の有無
- なし
- 看護師の交代勤務の状況
- 2交代制(変則含)
- 勤務環境改善についての表彰・認定等について