取り組んだ内容

【取組(1)】
Ⅲ.働きやすさ確保のための環境整備
3 風土・環境整備
職員向けに、院内に仮眠室や休憩室等を整備している

取り組みのきっかけ、背景、取り組み前の問題点

取り組み対象

  • 取り組み対象
    看護職
  • 取り組みの中心部署・人物
    看護部長を中心として、看護科長1名と各病棟師長5名が師長会で意見を出し合ったオブザーバー的役目として事務部長と事務職員1名が意見を述べた。
  • 取り組み詳細
     一般に、看護師が職場や働き方を選ぶ場合、「仕事と家庭の両立や支援があること」「人間関係のストレスを感じないこと」などが選択理由の上位になる。つまり、離職する看護師は、仕事と家庭の両立に葛藤しながら、心身のストレスで疲弊する傾向にある。
     そのため、就業時間の中でも休息の時間帯があること、つまり、心の安らぎの時間を職場環境の中で整えてあげることを考えた。それが、今回のカンファレンス室・ナース室の改修工事である。
     何よりも、看護師の荷重な労働の中でも、心身共に疲弊するのではなく、心の拠り所、会話ができる環境を整備することを期待して取り組んだ。
     医療法人寿人会木村病院は、昭和18年の開設以来、建物は経年劣化しており、看護師の仮眠するスペースも手狭になっていた。個々の看護職員の働き方を加味した中で、環境整備の大切さを痛感したため、改修工事を決心した。

実施後の成果

Ⅲ.働きやすさ確保のための環境整備_成果
3 風土・環境整備 成果
職員による職場環境・風土に関する評価が前回調査と比べて改善されている
成果の出た対象 ☐医師,☐コメディカル,☑看護職
成果に影響を与えた取り組み
成果指標 【従業員同士のコミュニケーションの場】
・カンファレンスの充実、更にテーブルを囲んで、カンファレンスにいつでも自由に他部署も参加できる環境整備を考えた。照明は蛍光灯型LEDランプを取り付けた。
Ⅲ.働きやすさ確保のための環境整備_成果
3 風土・環境整備 成果
職員による職場環境・風土に関する評価が前回調査と比べて改善されている
成果の出た対象 ☐医師,☐コメディカル,☑看護職
成果に影響を与えた取り組み
成果指標 【看護師の心の余裕】
・関連する他職種と連携を取りながら、専門的な能力をフルに発揮できる場所にもなった。

これまでの取り組み成果に対する院内の声・反応

今後の課題等について

 看護職員・介護職員共にの離職・人材確保困難時期になっている。新卒者採用は困難であり、法人では、一般企業や課内工業からの中高年の看護補助及び介護未経験者の中途採用も検討する。また、地域の特徴もあり、地域としては三世代同居家族が多く、孫の面倒、親の介護などでなどで休職、離職が多い。しかし、ひと段落した後に少しの時間でも就労したいという女性が、新たな知識や技術を身につけ、やりがいを感じる事の出来る職場が必要であると考える。教育の仕組みが大切であると考える。
 教育方法として、細かいことばかりを指導するのではなく、「森も見るけれど、木も見て(ことわざは、木を見て森を見ず)」、成功体験で自信をつけ、失敗事例は同じ失敗繰り返さないシステムづくり、効率化を提案する。更に管理職として、職員研修参加、学会発表の機会を増やし、職場環境改善に尽力する。
 研修参加、発表は職員の向学心は、いずれ、職員の病院への帰属意識へとつながっていくと考える。結果、病院全体(経営状況も含め)の運用も上がっていると感じる。

取り組み・提案者概要

取組者
法人全体の取組
法人名
寿人会
病院名
木村病院
法人(病院)の開設主体
医療法人
所在地
福井県鯖江市旭町4-4-9
主たる医療機能の特徴
回復期機能
一般病床
病床数: 88
 
入院基本料:10対1
療養病床
病床数: 145
 
入院基本料:療養病棟入院基本料1
結核病床
病床数:
 
入院基本料:
精神病床
病床数:
 
入院基本料:
その他病床
病床名:
 
病床数:233
 
入院基本料:
一日あたりの平均外来患者数
183.8人(平成30年度数値)
一日あたりの平均在院患者数
206.4人(平成30年度数値)
一般病棟の平均在院日数
21日(平成30年度数値)
病床稼働率
92.07%(平成30年度数値)
職員総数
410人(平成30年度数値)
医師
9人
看護職
103人
医師事務作業補助者
7人
看護補助者
42人
医師の交代制勤務の有無
なし
看護師の交代勤務の状況
2交代制(変則含)
勤務環境改善についての表彰・認定等について