取り組んだ内容
【取組(1)】 Ⅴ.その他 |
体制の整備 |
【取組(2)】 Ⅴ.その他 |
業務と自己研鑽等の業務外作業の定義明確化 |
【取組(3)】 Ⅰ.働き方・休み方改善 |
1 労働時間管理 |
時間外労働時間の削減に取り組んでいる |
【取組(4)】 Ⅰ.働き方・休み方改善 |
2 勤務負担軽減 |
正職員について多様な勤務形態(短時間勤務、短日勤務、交代制勤務、フレックスタイム制など)を活用している |
【取組(5)】 Ⅰ.働き方・休み方改善 |
1 労働時間管理 |
夜間診療体制の見直し、土曜診療の見直し |
取り組みのきっかけ、背景、取り組み前の問題点
当院は平成 28 年 6 月に、労働基準監督署 の立ち入り検査 を 受けた。検査時、労働基準監督署は、以下のような見解を示した。
・医師 は労働者であり、裁量労働制が認められない以上時間管理すべきである
・在院時間は原則として労働であるという推定が働くため、労働でない(教育 や 研修)と いうのであれば、その証明は病院側がすべきである
・夜間 勤務においては、当直ではなく通常の夜間勤務であり、時間外勤務手当と法定深夜割増手当が支払われる必要がある
上記労働基準監督署の見解を踏まえて 、医師の労働時間に関して36 協定等を踏まえた上での時間管理、業務、診療体制の見直しを行う必要が生じた
取り組み対象
- 取り組み対象
医師
- 取り組みの中心部署・人物
院長、医師
- 取り組み詳細
・本件に関わる事務スタッフを 3 チームに分け、それぞれの役割を定義し、施策を効果的に推進した
・定義明確化: 「業務」と「自己研鑽」や「業務外の研究」を整理し、一覧表の形で院内で共有した
・勤怠管理表を更新し、時間外業務を週次で申請する体制とした
・医師 に 特有の業務を踏まえた勤務環境を整備する目的で変形労働時間制を導入した
・36 協定を踏まえた診療体制の見直しを行い、院長名で患者へ土曜診療見直しの説明掲示を行った
実施後の成果
Ⅰ.働き方・休み方改善_成果 | ||
1 労働時間管理 成果 | ||
時間外労働時間数が減っている | ||
成果の出た対象 | ☑医師,☐コメディカル,☐看護職,☐事務職 | |
成果に影響を与えた取り組み | 【取組(3)】 | |
成果指標 | 当院における医師の月平均時間外労働時間は、 労基署検査以前は94 時間以上であったが 4 ヶ月で 60 時間未満、12 ヶ月で40時間未満 となった。 |
Ⅰ.働き方・休み方改善_成果 | ||
1 労働時間管理 成果 | ||
その他 | ||
成果の出た対象 | ☑医師,☐コメディカル,☐看護職,☐事務職 | |
成果に影響を与えた取り組み | 【取組(5)】 | |
成果指標 | 夜勤 明け業務が 減ったため、患者さんに 対しこれ まで以上 にめりはりのきいた対応 ができるようになった側面もあるのではないかと考えている。 |
これまでの取り組み成果に対する院内の声・反応
入手した情報を適切に開示し、組織内コミュニケーションをとることを重視して、チーフレジデントと協力して取組を推進していった
今後の課題等について
取り組み・提案者概要
- 取組者
- 病院単体での取組
- 法人名
- 学校法人聖路加国際大学
- 病院名
- 聖路加国際病院
- 法人(病院)の開設主体
- その他(公益法人、私立学校法人、社会福祉法人、医療生協、会社、その他の法人)
- 所在地
- 東京都中央区明石町9-1
- 主たる医療機能の特徴
- 急性期機能
- 一般病床
- 病床数: 520
- 入院基本料:
- 療養病床
- 病床数:
- 入院基本料:
- 結核病床
- 病床数:
- 入院基本料:
- 精神病床
- 病床数:
- 入院基本料:
- その他病床
- 病床名:
- 病床数:
- 入院基本料:
- 一日あたりの平均外来患者数
- 人(年度数値)
- 一日あたりの平均在院患者数
- 人(年度数値)
- 一般病棟の平均在院日数
- 日(年度数値)
- 病床稼働率
- %(年度数値)
- 職員総数
- 1703人(平成30年度数値)
- 医師
- 361人
- 看護職
- 781人
- 医師事務作業補助者
- 人
- 看護補助者
- 人
- 医師の交代制勤務の有無
- なし
- 看護師の交代勤務の状況
- 3交代制(変則含),2交代制(変則含)
- 勤務環境改善についての表彰・認定等について