取り組んだ内容
【取組(1)】 Ⅴ.その他 |
院長及びその他医師の意見を踏まえた手当改定の意思表明 |
【取組(2)】 Ⅴ.その他 |
公平感ある手当にするため他病院事例を参考に手当の基準を見直し |
【取組(3)】 Ⅴ.その他 |
外科系医師の同意を得るための、手当改定前後の給与変動額シミュレーションを基にした個別説明 |
取り組みのきっかけ、背景、取り組み前の問題点
当院では、医師が不足していたことから、医師の離職防止と新たな医師の確保に関する取組が必要であった。そのため、平成21年に特定の手術、検査の実績に応じたインセンティブ(手当)の支給を開始した
しかし、当初の手当は手術や検査等の件数に応じて支給され、外科系医師を中心とした手当であった。よって、項目に該当しない内科系医師には手当が支給されず、不公平な仕組となっていた
そのため、全ての医師が支給対象となる手当への改定が必要であった
取り組み対象
- 取り組み対象
医師
- 取り組みの中心部署・人物
院長、医師
- 取り組み詳細
・平成21年に運用された手当は、外科系医師を中心とした手当のため、院長及び内科系医師が手当のあり方が公平ではないと感じていたことから、医局会で全医師に対して公平な手当に変更することを伝えた
・見直しにあたっては、全医師を対象にすることを目的に、他の医療機関で行われている事例も参考に検討した結果、全医師が月に行った入院及び外来の診療報酬(レセプト)を基準とした。診療報酬の合計点数に傾斜を掛けた額を手当とし、不公平感を排除した
・改定前後の給与変動額のシミュレーションを作成し、院長が全医師に個別面談を行った。面談では、個別の変動額説明に加え、今後経営状況を向上させるには医師間の協力体制強化が必要で、そのためにも手当は公平にしたい旨を説明した。また、給与変動が大きい医師に対しては、現状の手当を一部継続する等、柔軟な対応を行った
実施後の成果
Ⅴ.その他_成果 | ||
成果の出た対象 | ☑医師,☐コメディカル,☐看護職,☐事務職 | |
成果に影響を与えた取り組み | 【取組(1)】 【取組(2)】 【取組(3)】 | |
成果指標 | ・全ての医師を対象にした手当に変更したことで、医師からの不満の意見が無くなり、医師の中には紹介患者を積極的に受け入れる等、意識の変化が生まれた ・全医師の納得を得ながら手当の再配分を行ったことで、医師の離職を回避し、かつ手当原資を一定に保ちつつ、より公平性の高い新手当基準へと移行することができた |
これまでの取り組み成果に対する院内の声・反応
以前は一部の医師のみが支給対象であったため、不公平な手当であった。全医師に対して支給されるようになり、これまで支給対象外だった医師のモチベーションが増加している
今後の課題等について
取り組み・提案者概要
- 取組者
- 病院単体での取組
- 法人名
- 病院名
- 十和田市立中央病院
- 法人(病院)の開設主体
- 地方公共団体等(都道府県、市町村、地方独立行政法人)
- 所在地
- 青森県十和田市西十二番町14番8号
- 主たる医療機能の特徴
- 急性期機能
- 一般病床
- 病床数: 325
- 入院基本料:
- 療養病床
- 病床数:
- 入院基本料:
- 結核病床
- 病床数:
- 入院基本料:
- 精神病床
- 病床数: 50
- 入院基本料:
- その他病床
- 病床名:感染症
- 病床数:4
- 入院基本料:
- 一日あたりの平均外来患者数
- 656.6人(平成27年度数値)
- 一日あたりの平均在院患者数
- 260.8人(平成27年度数値)
- 一般病棟の平均在院日数
- 14.6日(平成27年度数値)
- 病床稼働率
- %(年度数値)
- 職員総数
- 554人(平成30年度数値)
- 医師
- 46人
- 看護職
- 303人
- 医師事務作業補助者
- 人
- 看護補助者
- 人
- 医師の交代制勤務の有無
- なし
- 看護師の交代勤務の状況
- 3交代制(変則含)
- 勤務環境改善についての表彰・認定等について