取組事例・提案の紹介

「セル看護提供方式®」の導入と定着

取組・提案者概要

取組者
病院単体での取組
法人名
株式会社 麻生
病院名
飯塚病院
法人(病院)の開設主体
その他(公益法人、私立学校法人、社会福祉法人、医療生協、会社、その他の法人)
所在地
福岡県飯塚市芳雄町3-83
主たる医療機能の特徴
急性期機能
一般病床
病床数: 978
 
入院基本料:7対1
療養病床
病床数:
 
入院基本料:
結核病床
病床数:
 
入院基本料:
精神病床
病床数: 70
 
入院基本料:15対1
その他病床
病床名:
 
病床数:
 
入院基本料:
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一日あたりの平均外来患者数
1868人(平成30年度数値)
一日あたりの平均在院患者数
926人(平成30年度数値)
一般病棟の平均在院日数
13.9日(平成30年度数値)
病床稼働率
96.5%(平成30年度数値)
職員総数
2444人(平成30年度数値)
医師
318人
看護職
1035人
医師事務作業補助者
52人
看護補助者
61人
医師の交代制勤務の有無
あり
看護師の交代勤務の状況
2交代制(変則含)
勤務環境改善についての表彰・認定等について

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取り組んだ内容

【取組(1)】
Ⅰ.働き方・休み方改善
1 労働時間管理
時間外労働時間の削減に取り組んでいる
【取組(2)】
Ⅰ.働き方・休み方改善
2 勤務負担軽減
その他
「セル看護提供方式®」の導入

取組のきっかけ、背景、取組前の問題点

辞めていく看護師の中には業務に追われ、「自分のやりたい看護とは違う」といった意見が聞かれた。
看護師の数を増やしたが、現場の大変さや看護師の疲弊感は変わらなかった。

取組対象

  • 取組対象
    看護職
  • 取組の中心部署・人物
    看護部長
  • 取組詳細
    看護師の数を増やすだけではなく業務のやり方自体をかえなければと感じていた時に「セル看護方式」に出会い、感銘を受け導入を決めた。
    「セル方式」とは、看護の中に製造業のセル生産方式を取り入れ、看護師が作り出す看護という「製品」や「成果物」をイメージしながら、時間内に最高のパフォーマンスを発揮すること、看護師を限りある資源と認識して効率を上げることを前提として、看護師の動線に着目し、動線のムダを省き、「患者のそばで仕事ができる=患者に関心を寄せる」を実現する看護提供方式である。
    同時に、ケアの必要度の高い場面に看護師を配置し、患者や看護師にとて利益にならないムラを省いてケアの受けての価値を最大化するために、看護師の受け持ち患者数を均等に割り振り、一人の看護師の受け持ち患者数を減らすことを目指した。
    看護業務の流れには、①動線(物を取りに行ったり、人や物をさがすために何回も往復する等)、②記録(利活用されない記録、重複した記録等)、③配置(患者を受け持たない看護師、受け持ち患者の重症度の偏り等)のムダがあり、それらの排除を行った。
    ①動線のムダに対しては、電子カルテカートの屋台化や病室の周囲に必要物品を配置するなどして、患者のそばで仕事をできるようにした。
    ②記録のムダに対しては、看護ナビコンテンツの活用、重症度、医療・看護必要度のB項目の記録のムダをなくす、サマリーの簡略化、現場での入力作業の効率化等を行った。
    ③配置のムダに対しては、受け持ち患者を少なくするために患者の均等割り振り(師長以外の日勤看護師は全員患者を受け持つ)、重症患者を一箇所に集めない、タイムスケジュールに沿った仕事を徹底、「補完」の時間を設け残務を分担を行った。

実施後の成果

Ⅰ.働き方・休み方改善_成果
1 労働時間管理 成果
時間外労働時間数が減っている
成果の出た対象 ☐医師,☐コメディカル,☑看護職
成果に影響を与えた取組 【取組(1)】 【取組(2)】
成果指標 時間外労働時間が減っている
Ⅲ.働きやすさ確保のための環境整備_成果
4 人材の定着化 成果
退職者数(定年退職者を除く)が減っている
成果の出た対象 ☐医師,☐コメディカル,☑看護職
成果に影響を与えた取組 【取組(1)】 【取組(2)】
成果指標 新人看護師の離職率の低下
Ⅴ.その他_成果
成果の出た対象 ☐医師,☐コメディカル,☑看護職
成果に影響を与えた取組 【取組(1)】 【取組(2)】
成果指標 看護師のモチベーションの向上

これまでの取組成果に対する院内の声・反応

・患者さんの側にいることで自然に患者さんに関心を持つことが出来るようになった。その結果、患者さんのちょっとした変化にも気付きやすくなった。
・患者さんへのアンケートでも看護師が側にいるので安心できるとの意見を8割近くとなった。

今後の課題等について

・院内において、PDCAサイクルのCを強化しており、しっかりと緩みなく定着させることが課題である。また、セル看護推進研究会というのを立ち上げ、全国にこのセル看護を浸透、普及させるお手伝いが出来ればと考えている。

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