取り組んだ内容

【取組(1)】
Ⅲ.働きやすさ確保のための環境整備
3 風土・環境整備
院内での職員のコミュニケーションの機会を設定・拡充している(職員旅行、イベント等)
院内全体のコミュニケーションを活性化するために、「ありがとうBOX」を院内9ケ所に設置し、ありがとうカードで職員間が感謝を伝えることで認め合う風土づくりを行ってている。

取り組みのきっかけ、背景、取り組み前の問題点

平成29年よりワークライフバランスワークショップに参加した。インデックス調査の結果、長く勤めたいと思っている看護師 35.6%・職員を大切にする組織であると思えない看護師 65%という結果であった。平成30年にさらに独自の調査を行った結果「大切にされている」と答えた者は職場における人間関係の良好さや仕事への達成感をあげている傾向が見受けられた。人間関係を良好にしやりがいを持って働くためには職員間の承認機会を増やすための取り組みが有効と考え感謝を伝えるありがとうBOXの設置に取り組んだ。
                           

取り組み対象

  • 取り組み対象
    医師,コメディカル,看護職
  • 取り組みの中心部署・人物
    看護部 組織文化向上委員会
  • 取り組み詳細
    職員間のコミュニケーション活性化、感謝を伝え認め合うことで職場風土の改善を図るために院内9ケ所にありがとうBOXを設置し「ありがとうカード」を贈る取り組みを行った。2ケ月ごとの全体ミーティングではカードを多く贈った部署、贈られた部署を公表し表彰している。また各部署にはカードを贈った枚数、贈られた枚数がわかるようにシールを貼るラミネート台紙を配布し「感謝」と「優」の文字が完成できるようにしている。

実施後の成果

Ⅲ.働きやすさ確保のための環境整備_成果
3 風土・環境整備 成果
院内職員通しが「ありがとうカード」を贈り合うことで感謝を伝え認め合う職場風土をつくる。
成果の出た対象 ☑医師,☑コメディカル,☑看護職
成果に影響を与えた取り組み 【取組(1)】
成果指標 4ケ月間で贈られたカード枚数 156枚
カードを贈った部署数 15部署
カードを贈られた部署数 28部署
取り組み実施後4ケ月目のため職員満足度調査結果で成果を評価するまでには至っていない。

これまでの取り組み成果に対する院内の声・反応

ありがとうカードを受け取った職員から、「カードをもらってうれしかったです」との声が聞かれる。看護部内だけでなく院内全体の取り組みとしたことで多職種間や保育所、看護学校へもカードが贈られるようになった。また全体ミーティングで公表、表彰されることでミーティングの場が和やかな雰囲気になる。

今後の課題等について

全職員に向けて働きかけているが、趣旨を理解し参加できている人は一部である。押し付けでなく、感謝の気持ちを伝えるツールとして継続していけるようにすること。
今後職員間だけでなく患者さんからもありがとうカードが頂けるように拡大する。また、職員満足度調査の結果を評価する。

取り組み・提案者概要

取組者
病院単体での取組
法人名
地方独立行政法人
病院名
公立甲賀病院
法人(病院)の開設主体
地方公共団体等(都道府県、市町村、地方独立行政法人)
所在地
滋賀県甲賀市水口町松尾1256
主たる医療機能の特徴
急性期機能
一般病床
病床数: 409
 
入院基本料:7対1
療養病床
病床数:
 
入院基本料:
結核病床
病床数:
 
入院基本料:
精神病床
病床数:
 
入院基本料:
その他病床
病床名:感染症
 
病床数:4
 
入院基本料:入院基本料1
一日あたりの平均外来患者数
926.1人(平成30年度数値)
一日あたりの平均在院患者数
314人(平成30年度数値)
一般病棟の平均在院日数
11日(平成30年度数値)
病床稼働率
77.3%(平成30年度数値)
職員総数
854人(平成30年度数値)
医師
70人
看護職
401人
医師事務作業補助者
12人
看護補助者
54人
医師の交代制勤務の有無
なし
看護師の交代勤務の状況
3交代制と2交代のミックス(同一病棟内),当直制,オンコール体制
勤務環境改善についての表彰・認定等について
なし