取り組んだ内容
【取組(1)】 Ⅰ.働き方・休み方改善 |
2 勤務負担軽減 |
その他の情報通信機器を活用した業務効率化・省力化を推進している |
取り組みのきっかけ、背景、取り組み前の問題点
患者のベッド周りに「検査予定」や「注意喚起」などの必要な情報を枕元や床頭台に貼って共有していた。
「患者の療養環境」という意味での景観も良くなく、職員間の情報共有という意味ではうまく機能していなかった。さらに患者情報がすぐ見えるような環境でもあったので問題と考えていた。
職員間の情報共有をどのようにして改善していくかを考えていた際に、「電子カルテシステムと情報連携したピクトグラムシステム」の存在を知り、「これであれば情報共有も図れ、ベッドの景観も改善でき、患者情報がさらされない」と思い、病院の新築移転と同時に導入することとした。
取り組み対象
- 取り組み対象
看護職
- 取り組みの中心部署・人物
看護部
- 取り組み詳細
病院独自のピクトグラム:誰でもわかるピクトグラムを現場看護師が作成することによって、親しみを持ってもらえるように工夫した。
効果的に活用するために運用を見直した:当初ピクトグラムは同じ色で運用していた。「ピクトグラムの色を変えることでどの職種が患者のケアできるかをわかるようにしたほうが良い」といった意見も出たため、運用を見直した。
最新の情報をピクトグラムシステムへ反映:ピクトグラムシステムは電子カルテと連動しているため、検査やリハビリ等のスケジュールや患者の経過がリアルタイムに共有される。
バイタル測定器との連携:体温計や血圧計等のバイタル測定器をピクトグラムシステムにかざすことで、データを電子カルテに登録が可能である。
実施後の成果
Ⅰ.働き方・休み方改善_成果 | ||
2 勤務負担軽減 成果 | ||
効率的な業務の実現による勤務負担軽減 | ||
成果の出た対象 | ☐医師,☐コメディカル,☑看護職,☐事務職 | |
成果に影響を与えた取り組み | 【取組(1)】 | |
成果指標 | ピクトグラムシステムの導入によって、患者の基本情報が整理され、正確かつ迅速な情報共有が可能となった。 病室のピクトグラムシステムで患者情報を把握することが可能になったので、患者情報をナースステーションに戻り確認する手間が減った。 床頭台に貼る情報を転記する必要がなくなったため、効率的に業務ができ、時間外労働時間も減っている。 |
これまでの取り組み成果に対する院内の声・反応
ピクトグラムシステムが導入されて明らかに看護業務が楽になった。もうピクトグラムシステムは当院になくてはならないものになっている。
患者や家族に対し、容易かつ正確に情報共有することが可能となった。
患者情報の共有が可能となったことで、安心してケアを行うことができている。
今後の課題等について
ピクトグラムの活用が進むにつれ、機器・ネットワーク障害時に業務へ及ぼす影響が大きくなっている。
安定したシステム運用と障害発生時の対応方法確立が今後の課題である。
取り組み・提案者概要
- 取組者
- 病院単体での取組
- 法人名
- 医療法人社団善衆会
- 病院名
- 善衆会病院
- 法人(病院)の開設主体
- 医療法人
- 所在地
- 群馬県前橋市笂井町54−1
- 主たる医療機能の特徴
- 急性期機能
- 一般病床
- 病床数: 198
- 入院基本料:7対1
- 療養病床
- 病床数:
- 入院基本料:
- 結核病床
- 病床数:
- 入院基本料:
- 精神病床
- 病床数:
- 入院基本料:
- その他病床
- 病床名:
- 病床数:
- 入院基本料:
- 一日あたりの平均外来患者数
- 380.2人(令和2年度数値)
- 一日あたりの平均在院患者数
- 166.5人(令和2年度数値)
- 一般病棟の平均在院日数
- 14日(令和2年度数値)
- 病床稼働率
- 84.1%(令和2年度数値)
- 職員総数
- 499人(令和3年度数値)
- 医師
- 25人
- 看護職
- 242人
- 医師事務作業補助者
- 8人
- 看護補助者
- 38人
- 医師の交代制勤務の有無
- なし
- 看護師の交代勤務の状況
- 2交代制(変則含),3交代制と2交代のミックス(同一病棟内),オンコール体制
- 勤務環境改善についての表彰・認定等について
- 群馬県いきいきGカンパニー