取組事例・提案の紹介

職員の勤務負担軽減(短時間勤務正職員制度の導入等)

取組・提案者概要

取組者
法人全体の取組
法人名
一般財団法人
病院名
三友堂病院
法人(病院)の開設主体
その他(公益法人、私立学校法人、社会福祉法人、医療生協、会社、その他の法人)
所在地
山形県米沢市中央6丁目1番219号
主たる医療機能の特徴
急性期機能
一般病床
病床数: 188
 
入院基本料:10対1
療養病床
病床数:
 
入院基本料:
結核病床
病床数:
 
入院基本料:
精神病床
病床数:
 
入院基本料:
その他病床
病床名:
 
病床数:
 
入院基本料:
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一日あたりの平均外来患者数
441.9人(平成29年度数値)
一日あたりの平均在院患者数
144.9人(平成29年度数値)
一般病棟の平均在院日数
15.7日(平成29年度数値)
病床稼働率
77.1%(平成29年度数値)
職員総数
386人(平成29年度数値)
医師
26人
看護職
178人
医師事務作業補助者
20人
看護補助者
52人
医師の交代制勤務の有無
あり
看護師の交代勤務の状況
2交代制(変則含)
勤務環境改善についての表彰・認定等について
山形県ワーク・ライフ・バランス優良企業知事表彰、山形いきいき子育て宣言企業、やまがた企業イクボス同盟

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取り組んだ内容

【取組(1)】
Ⅰ.働き方・休み方改善
2 勤務負担軽減
正職員について多様な勤務形態(短時間勤務、短日勤務、交代制勤務、フレックスタイム制など)を活用している
【取組(2)】
Ⅲ.働きやすさ確保のための環境整備
2 職員のいじめ・ハラスメント等対策
職員へのいじめ・ハラスメント対策に関する体制を整備している(相談窓口の整備等)

取組のきっかけ、背景、取組前の問題点

 2006年の診療報酬改定(7:1看護)の結果、全国で看護師の確保に向けた動きが活発化し、経営資本に余力のある都市部の大病院を除き、中小規模の多くの病院では慢性的な看護師不足に悩まされた。
 同病院においても、2006年の離職率が16.7%と過去最高を記録し、離職者のおよそ半数が大学病院などへの転職組、次いで結婚・出産・育児の関係での離職が2割を占めるに至った。
 同病院では看護学校(三友堂病院看護専門学校)を併設しているが、大都市志向が強い卒業生の多くは、都会の大病院や大学病院に就職してしまう傾向があった。その結果、この年度は採用者数も少なかったため、10:1看護をようやく取得できたという状況であった。
 そこで、短時間勤務正職員制度の導入を検討した。なお、離職防止と定着を図るためワーク・ライフ・バランスのその他の取組みも実施している。
待遇改善(平均8%の昇給)、認定・専門看護師の取得支援制度、各種学会・教育・研修活動への参加奨励、本人・家庭の事情による夜勤免除制度、労働環境・満足度調査、業務量調査(業務の見直し・改善、ワークシェアリング、他職種の連携など)

取組対象

  • 取組対象
    医師,コメディカル,看護職
  • 取組の中心部署・人物
    看護部、人事部
  • 取組詳細
    看護部と人事部のコラボレーション
     看護職員の離職防止と定着が急務となった同病院では、ワーク・ライフ・バランスの充実により、看護師から選ばれる病院になるための施策の1つとして、短時間勤務正職員制度の導入に踏み切った。
     現在では全体の1割強の看護職員が同制度を活用している。同病院における制度の特徴は以下のようになっている。
    1週あたりの勤務時間は20時間以上
    勤務パターンは自由
    1つの業務を複数のスタッフで分担する  ワークシェアリングに対応
    制度の適応対象は育児・介護だけでなく、資格取得、ボランティア活動などでも可
     現状では、短時間勤務正職員制度は、雇用創出型ワークシェアリングで、全職種対応型(外部募集:医師、看護職、薬剤師)となっている。

実施後の成果

Ⅲ.働きやすさ確保のための環境整備_成果
4 人材の定着化 成果
退職者数(定年退職者を除く)が減っている
成果の出た対象 ☑医師,☑コメディカル,☑看護職
成果に影響を与えた取組 【取組(3)】
成果指標 【離職率】
16.7%(2006年度)⇒12.6%(2007年度)⇒4.1%(2008年度)と4分の1以下となった。
Ⅲ.働きやすさ確保のための環境整備_成果
1 仕事と子育て・介護等の両立支援 成果
育児休業制度取得率ほぼ100%を達成。近隣保育所と契約。
成果の出た対象 ☑医師,☑コメディカル,☑看護職
成果に影響を与えた取組 【取組(3)】
成果指標 同病院における育児休業制度取得率はほぼ100%である。近隣保育所と契約し、24時間対応のほか、保育料の半額を助成している。
Ⅰ.働き方・休み方改善_成果
2 勤務負担軽減 成果
補助職(医師事務作業補助者等)の配置数が増えている
成果の出た対象 ☑医師,☑コメディカル,☑看護職
成果に影響を与えた取組 【取組(1)】
成果指標 医師事務作業補助者を20:1→15:1に増員して医師及び看護師業務の負担軽減を図った。
Ⅲ.働きやすさ確保のための環境整備_成果
2 職員のいじめ・ハラスメント等対策 成果
職員へのいじめ・ハラスメント、患者等からの暴言・暴力に関する対策への職員の評価が改善されている(相談内容、関連調査結果が改善している等)
成果の出た対象 ☑医師,☑コメディカル,☑看護職
成果に影響を与えた取組 【取組(2)】
成果指標 ハラスメント撲滅ポスター(STOPハラスメント!)を貼付して、院内啓蒙を図った 。また、ハラスメント行為に対して厳しく対処し、懲戒処分とした上でハラスメントの公表を行う。

これまでの取組成果に対する院内の声・反応

 制度導入後の離職率は16.7%(2006年度)→12.6%(2007年度)→4.1%(2008年度)と4分の1以下となった。制度利用者からは「賃金・福利厚生などの待遇面で満足」「仕事のやりがいも満足」、また看護師長からは「日勤の層が厚くなるのでケアが行き届くようになった」「新卒者よりも指導が容易で、インシデントが少ない」「チームとしての結束力が高まった」などのポジティブな意見が多かった。
 同病院における育児休業制度取得率はほぼ100%である。近隣保育所と契約し、24時間対応のほか、保育料の半額を助成している。

今後の課題等について

改善を図っていくためには、問題を引き出す風土が重要で、そのような風土の醸成が課題である。
看護師、検査技師、学校などでのフレックスタイム制度の導入を検討していきたい。

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