取り組んだ内容
【取組(1)】 Ⅴ.その他 |
NPが特徴を生かして活躍しやすい受入体制の整備 |
【取組(2)】 Ⅴ.その他 |
ローテーションを通じた現場ニーズを踏まえたNP業務の明確 |
【取組(3)】 Ⅴ.その他 |
業務ニーズにマッチするNPの採用 |
取り組みのきっかけ、背景、取り組み前の問題点
平成 27 年 10 月、「特定行為にかかる看護師の研修制度」が開始されたが、当院の取組はその前年からスタートした。当時、藤田保健衛生大学大学院では既に NP* 1 養成課程により NP の育成を進めていた。平成 27 年度は1期生が卒業するタイミングであったため 、受入れの場として当院に打診があったことが取組のきっかけである。当院の医師数は決して少ない状況ではなかったものの、 ICU での 術後管理や手術室での手術助手等、医師をサポートするニーズは存在していたため、当院としても前向き に受入れについて検討することとした。当時は全国的にも NPの活用事例はほとんど存在しなかったため、組織体制の整備や業務の明確化等、様々な試行錯誤を重ねて検討を進めることとなった
(*¹ナース・プラクティショナー、*²フィジシャン・アシスタント)
取り組み対象
- 取り組み対象
医師,コメディカル,看護職
- 取り組みの中心部署・人物
医師、看護部長、NP
- 取り組み詳細
・受入れ元大学からNPについて当院の全職種を対象に説明会を開催してもらい理解を深めた
・NP は医師に近い立場で業務を行い、連携が必要なことから、看護部長を含め協議し診療部所属とした。またNP科として自律的運営を可能にした
・病院幹部がNPを活用しての業務最適化の 必要性/メリットを説明し、活用を働きかけ、新制度の浸透に影響を与えていった
・NP 業務の法的範囲を超えるオーダーが医師から出た際には、上層部が業務量を把握し、対応をした
・NP は診療科単位で配属し、ローテーションしながら現場研修と医師ニーズを洗い出した。特に、医師と看護師の間の隙間業務等について2年をかけてNP業務にふさわしい領域に洗い出した
・NP はより医師に近い立場で仕事をするため、自律的に業務を行えることを選考基準の一つとしている
実施後の成果
Ⅴ.その他_成果 | ||
NPが特徴を生かして活躍しやすい受入体制の整備 | ||
成果の出た対象 | ☑医師,☐コメディカル,☑看護職,☐事務職 | |
成果に影響を与えた取り組み | 【取組(1)】 【取組(2)】 【取組(3)】 | |
成果指標 | ・定量的データはないが、NPの採用により特に手術室内での業務が円滑となり、例えば脳神経外科の手術や腎臓内科のシャント手術等は研修医がいなくてもNP(特にPA*2と呼んでいる)のサポートにより並行手術ができるようになった ・ICU業務についても、病床数の拡大に伴い担当医師と協議を重ね医師の業務の一部をNPに集約したことで効率化が図られた |
これまでの取り組み成果に対する院内の声・反応
・診療部NP科として活動しているため、看護業務の延長ではなく、あくまでNPとしての専門性によりチーム医療に貢献できている
・ローテーションで幅広く現場を見るうちに、当初想定していなかった処置等も行えることが分かった。より診療に近い業務を任せてくれるので、自分たちの能力を発揮できるやりがいある環境である
今後の課題等について
取り組み・提案者概要
- 取組者
- 病院単体での取組
- 法人名
- 社会医療法人宏潤会
- 病院名
- 大同病院
- 法人(病院)の開設主体
- 医療法人
- 所在地
- 愛知県名古屋市南区白水町9番地
- 主たる医療機能の特徴
- 急性期機能
- 一般病床
- 病床数: 394
- 入院基本料:
- 療養病床
- 病床数:
- 入院基本料:
- 結核病床
- 病床数: 10
- 入院基本料:
- 精神病床
- 病床数:
- 入院基本料:
- その他病床
- 病床名:
- 病床数:
- 入院基本料:
- 一日あたりの平均外来患者数
- 人(年度数値)
- 一日あたりの平均在院患者数
- 人(年度数値)
- 一般病棟の平均在院日数
- 日(年度数値)
- 病床稼働率
- %(年度数値)
- 職員総数
- 1183人(平成30年度数値)
- 医師
- 144人
- 看護職
- 506人
- 医師事務作業補助者
- 人
- 看護補助者
- 人
- 医師の交代制勤務の有無
- なし
- 看護師の交代勤務の状況
- 2交代制(変則含)
- 勤務環境改善についての表彰・認定等について