取り組んだ内容
【取組(1)】 Ⅴ.その他 |
WLB重視の文化であることを明確に共有 |
【取組(2)】 Ⅰ.働き方・休み方改善 |
1 労働時間管理 |
時間外労働時間の削減に取り組んでいる |
【取組(3)】 Ⅰ.働き方・休み方改善 |
2 勤務負担軽減 |
看護体制の変更(受け持ち制・プライマリ制の採用) |
【取組(4)】 Ⅴ.その他 |
リクルート活動の改善 |
取り組みのきっかけ、背景、取り組み前の問題点
当院はもともと慢性期機能や介護系サービスを中心とした病院だったが、回復期機能への転換や診療所等との連携機能が経営課題となっていた
機能転換を行うためには医師や看護師の増員が必須であったが、採用活動は思わしくない状況が続いていた
30年前から働きやすい風土づくりに取組んできた結果、全職種においてほぼ残業がない状態を実現していたが、機能転換や電子カルテ導入に際して業務量が増加することが想定された
このため、新しい環境下でも働きやすい職場であり続けること、また、機能転換後も看護師がモチベーション高く仕事ができる環境を作ることが、職員の確保・維持のためにも重要であると考えていた
(*¹WLB:ワークライフバランス)
取り組み対象
- 取り組み対象
医師,コメディカル,看護職
- 取り組みの中心部署・人物
事務長、企画室長、看護師
- 取り組み詳細
・継続雇用制度、100%近い有給消化率、介護体制変更や単なる報告に留まらないミーティング運営、院内保育所開設等の数十年にわたるWLB重視の文化と取組について、改めて経営層及び職員で共有し、ホームページ等に明示した
・データを参考に事務長・企画室長が現場と話し合いを重ね様々な調整役として機能し、職員間での業務量調整や出退勤時間の柔軟な運用等を実現した
・管理職業務時間が1.2人分を超えたら人員を補充するルールとした
・看護師の採用強化・離職防止のため、業務単位ではなく患者単位で看護師が業務を受け持つ看護方式とした。病棟看護師を中心に半年近くを費やし、業務を再構築した
・採用活動上記のような文化・取組をアピールポイントとして明確に発信した
実施後の成果
Ⅴ.その他_成果 | ||
成果の出た対象 | ☑医師,☐コメディカル,☑看護職,☐事務職 | |
成果に影響を与えた取り組み | 【取組(1)】 【取組(2)】 【取組(3)】 | |
成果指標 | ・医師6人、看護師20人の増員に成功し、病院機能を転換できた(地域包括ケア病床の導入、在宅療養支援病院の認定、NST活動の開始等) ・機能転換に伴い患者の重症度があがったため、医師や看護師のモチベーションが大きく向上した ・看護師は受け持ち制やプライマリ制の実現によりやりがいを強く感じており、忙しさが上がっても離職者はほぼ出なかった |
これまでの取り組み成果に対する院内の声・反応
・以前より忙しくなったが、急性期直後から在宅に至る患者に対してトータルに看護できるのでモチベーションは高い
・有給休暇をしっかり取得する文化であり、自分も育児の際にお世話になったため、「お互い様」という気持ちでみんながフォローしあえる環境である
今後の課題等について
取り組み・提案者概要
- 取組者
- 法人全体の取組
- 法人名
- 医療法人財団 暁
- 病院名
- あきる台病院
- 法人(病院)の開設主体
- 医療法人
- 所在地
- 東京都あきる野市秋川6-5-1
- 主たる医療機能の特徴
- 急性期機能
- 一般病床
- 病床数:
- 入院基本料:
- 療養病床
- 病床数: 48
- 入院基本料:
- 結核病床
- 病床数:
- 入院基本料:
- 精神病床
- 病床数:
- 入院基本料:
- その他病床
- 病床名:地域包括ケア
- 病床数:52
- 入院基本料:
- 一日あたりの平均外来患者数
- 人(年度数値)
- 一日あたりの平均在院患者数
- 人(年度数値)
- 一般病棟の平均在院日数
- 日(年度数値)
- 病床稼働率
- %(年度数値)
- 職員総数
- 279人(平成30年度数値)
- 医師
- 12人
- 看護職
- 66人
- 医師事務作業補助者
- 人
- 看護補助者
- 人
- 医師の交代制勤務の有無
- なし
- 看護師の交代勤務の状況
- 2交代制(変則含)
- 勤務環境改善についての表彰・認定等について