取り組んだ内容

【取組(1)】
Ⅲ.働きやすさ確保のための環境整備
1 仕事と子育て・介護等の両立支援
その他
職員が休業者等の仕事を無理なく遂行できるよう、ルール等を明確にする。

取り組みのきっかけ、背景、取り組み前の問題点

育児休業者が出た場合に代替要員を確保していなかったため、現場が人手不足で疲弊し、安定した医療サービスの確保が出来なくなっていた。
また、育児休業者が安心して育児に専念でき、スムーズに復帰できるような体制整備が必要と考えていた。

取り組み対象

  • 取り組み対象
    医師,コメディカル,看護職
  • 取り組みの中心部署・人物
    総務課
  • 取り組み詳細
    代替要員等の確保を行う体制を整備した。
    1.休業取得者が出た場合の対応
     休業取得者が出た場合には、主に派遣社員で対応する。この場合、業務に支障を生じさせないため、職員が休業に入る前に出来る限り派遣社員を採用し、院内教育と並行して業務を遂行させる等の対応を行う。
    2.標準人数の配置
     各部署の業務量に応じて必要な定員数(=標準人員)を算出した「定員制」に基づいて人員管理を行う。育児休業中の代替要員についても、通常の人事異動と同様に、定員制に基づいて人員の補充を必要に応じて行う。
    3.代替要員不足解消
     主に代替要員を派遣社員で対応するが、不足しているのが現状である。その不足を解消する一手段として退職者の再雇用制度を導入する。対象者は、満1年以上当院に勤務し、結婚・妊娠・出産・育児・介護・家族の転居・転勤等、家庭の事情により円満退職した元職員で、かつ、退職後最長10年未満の者へ依頼・打診を行う。面接等を通じて、即戦力として活躍が見込まれる者を選考し、再雇用する。

実施後の成果

Ⅲ.働きやすさ確保のための環境整備_成果
4 人材の定着化 成果
妊娠・出産を契機とした女性職員の退職が減っている
成果の出た対象 ☑医師,☑コメディカル,☑看護職
成果に影響を与えた取り組み 【取組(1)】
成果指標 復帰率100%維持

これまでの取り組み成果に対する院内の声・反応

派遣での確保のみではなく、採用も並行して行うことで人員を確保でき、気兼ねなく産休、育休を取得でき、休暇後の復帰にもつながっている。

今後の課題等について

今後は、労働者が相互にカバーできる業務分担の見直し、情報の共有化の仕組みづくりを行う。
また、休業者等の周囲の労働者が、休業者等の仕事を引き受けた場合の処遇を検討する。

取り組み・提案者概要

取組者
病院単体での取組
法人名
医療法人 室原会
病院名
菊南病院
法人(病院)の開設主体
医療法人
所在地
熊本県熊本市北区鶴羽田3丁目1番53号
主たる医療機能の特徴
回復期機能
一般病床
病床数: 60
 
入院基本料:その他 地域包括ケア病棟1
療養病床
病床数: 118
 
入院基本料:その他 医療療養1(50)、回復期リハ2(36)、介護療養(32)
結核病床
病床数:
 
入院基本料:
精神病床
病床数:
 
入院基本料:
その他病床
病床名:
 
病床数:
 
入院基本料:
一日あたりの平均外来患者数
90.1人(平成29年度数値)
一日あたりの平均在院患者数
167.3人(平成29年度数値)
一般病棟の平均在院日数
36.4日(平成30年度数値)
病床稼働率
90.8%(平成30年度数値)
職員総数
302人(平成30年度数値)
医師
10人
看護職
118人
医師事務作業補助者
2人
看護補助者
41人
医師の交代制勤務の有無
なし
看護師の交代勤務の状況
2交代制(変則含)
勤務環境改善についての表彰・認定等について
平成20年12月16日 「男女共同参画推進事業者表彰」受賞